ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

今度クッキングを一緒にしようね

前回からの後半のお話。

 

兵庫・丹波

大阪・高槻

 

前回のお話で少しだけ書いてあった、年末の話。年末に兵庫に訪れる前に、実は兵庫・宝塚でたこ焼きパーティーをしていた経緯があったのです。

 

sasariki.hatenablog.com

 

 

だから、これは「たこ焼きの縁」なんです

 

丹波に訪れる前に大阪の友人に声をかけたら、なんだかたこ焼きパーティーをやるとのことで混ぜてもらったのです。そのたこ焼きパーディーでたまたま私と同じく誘われていたのが、今回お世話になった姉さんだったのです。一緒に買い物に行ったり、クッキングをしたのですよね。でもそれは数時間だけだったのですけど。なんだか不思議と気が合ったというか、お話をした中でもなんだか、面白い人で魅力がある人だなぁと思って。パーティーがお開きになるときに、お互いに言っていた言葉があるんです。

 

「今度一緒にクッキングしようね」って。

 

これってとっても新鮮で、今までにない誘い文句?だったのですよね。だからずっと頭のなかに残っていて、ゆっくりとお話を伺うと、とても明るいし、ポジティブな面もあって、いやぁ、またクッキングしたいなぁって思っていたのです。そのたこ焼きパーティーにはフランス人の方と一緒に来ていたのですけどね。またその彼ととても共感できる部分が多かったのです。私の心理学の話や、精神的・スピリチュアルな話とか。英語を話せないのでちぐはぐになってしまった部分もあったけれど、なんだかつながりあえた気がしたのを覚えています。

 

 

ってかいてますが、勝手にそう思ってお邪魔したってことです。はい。

 

 

さて。丹波を後にした私は、丹波ワイナリーによってから高槻に入りました。

 

高槻って地名すら知らなかった私。大阪で言うと右上の街ということですね。京都隣接していて、京都に遊びに行くにも、大阪の中心に行くにもアクセスが良い感じ。自転車で少しだけ散策させてもらったのですが、山を少し登っていけば自然も多いし、温泉もある。田園風景に川のせせらぎと。とても住みやすそうな土地に思えました。ちょっと坂が続くので運動不足の私にはいい運動になりましたし。

 

おじゃました当日から、仕事終わりなのに。食事を作って頂いてとってもありがたかったです。当の本人は「あるもので作るから」って言うのですが・・・

 

 

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このどこがあり合わせなのだろうと・・・すごい

 

  • なすの揚げ浸し・・・これだけでご飯が2杯進みましたし。
  • 太刀魚のはさみ揚げ・・・ジェノバソースがひいてあるし。
  • お味噌汁・・・自家製の味噌だし。
  • ビーンズサラダ・・・刻んだたくさんの野菜とお豆で栄養たっぷりだし。

(あってるかな・・・w

 

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ご飯を食べたあとにはベーキングまで!!

 

 

まあなんでしょう。もうごちそうですよね。栄養バランスもいいし。私もちょっとばかし料理をするので、なんとなく「料理できるぜ、俺!」って思ってましたけど。ぜんぜん比じゃないですからね。クッキングを一緒にやるために来たとはいえ、美味しくご飯をいただきながら「うぁ〜。私の出る幕はないなぁ」と思っていたのは内緒です。

 

次の日には、高槻から電車で大阪駅周辺に向かって、友人がSNSにあげていて、行きたかったワインショップにいったり、紹介してもらったカフェでゆっくりと時間を過ごせたりと。旅をしているとはいえ、だいぶカラダが休まりました。初めての大阪だったのでちょっと気がはやっていて、気持ちは落ち着いていませんでしたが。

 

TAKAMURA Wine & Coffee Roasters

 

www.s-swell.com

 

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本当に美味しかったラテ。

 

 

 

滞在最後の夜には、またまた友人のつながりで持ち寄りのパーティーをしました。私はちょうど大阪に出ていたので、カフェのお兄さん(私と同じ年だった)にハード系のパンを置いているベーカリーを紹介してもらって、カンパーニュを買って行くことにしました。

 

PAINDUCE

 

高槻に戻ってきたら、パーティーの準備を。やっとここで一緒に?クッキングができた感じ(お手伝い程度でした)そうして、準備をしていると、来客が。よくよく聞いてみると、前回のたこ焼きパーティーに誘ってくれた友人の知り合いの方々だということで、今は海外にいる静岡の友人の事も知っていました。食卓を囲みながら話を聞いていると、これまた面白い方々ばかり。なんだか、また新しい縁で繋がりそうな感じです。

 

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女性陣に囲まれて。だいぶ友人からクレームをいただきましたw

 

 

パーティーに並べていたのは、多国籍の料理ばかり。ブラジル・フィリピン・インドと。どうやって学んだのですか?と伺うと。

 

「これはブラジルの友人から、このお肉はフィリピンの人から聞いたレシピなの」

 

って。どの料理にもルーツ・ストーリーがあるんです。また、美味しかった料理はレシピ帳にまとめているらしく。ぎっしりと書き込まれていました。グラム数はもちろん。サイズなどもしっかりと。私がデザイナーをしていた時にも、アイデア帳、デザインのノートとか持ち合わせていたけれど。どのジャンルでもやっぱり、ノートに書き残しておくということは重要なのだなぁと「もう一度家で作ってみたい」って思っても。書き残して置かなければ、材料なんだっけ?作り方どうだっけ?となってしまいますもんね。私もちょっと見習わなければ・・・と。

 

 

数日滞在した中で、色々な話をしたのですが。姉さんも過去に色々な事を経験されていたのですが、どこかのタイミングで今のままではいたくない。って節目があったように思えました。私もあるタイミングで節目のようなものがあったわけですが。どうやって人が変わろうって思って、変わっていったのかいう部分には、気付きも多く。これからの私の糧になるものです。人間してもとても成熟していて、今は幸せだと公言されていることもあり。学びがとても多かったです。

 

 

本当に、一度だけパーティーの席で一緒になっただけだったのですが、数日滞在させて頂いた上に、手の込んだ食事の数々。私は少ししかお手伝いができなかったので「クッキングをしよう」という約束を果たせたかどうかはわかりませんが、実際に伺うことで新たな出会いと、発見を得られるわけですから。頂いた縁。前半と同様になりますが、大切にしたいものですね。

 

私の好きな著者さんが言っていた事を思い出します。

 

自己投資をするなら、人につかったほうがいいと思います。新しい方々や自分より上だと思う人と接することにつかう。結局チャンスでも、仕事でも人からもたらされるものなんですよね。

 

(だいたいこんな感じだったと。ニュアンスが違ったらごめんなさい)

 

 

この話を聞くと、人脈を作るんだ。って思いがちで、私も有名な方やすごいことをやっている人とかと、接して話をしてみたいという欲求は少なからずありますけど。私の今いる位置からすると、それは私から向かうものなんです。だって同じステージに立てていないから。そうやって向かっていく事もいいでしょう。でもね。そんなことをしなくても私に向かってきてくれる縁があるんです。せっかくひょんなことから生まれた縁。そこを辿っていけば、自分が向かわなくても、手繰り寄せて行くと。自然と求めていた方につながるかもしれません。遠回りかもしれませんけどね。

 

 

とまあ、それっぽく書いてますけど。

毎度のことながら。遊びに行ってるだけなんですけどね。

 

 

ああ、帰り際に「今度はみんな鍋をしようね」

 

って。今回はフランス人の彼は旅に出ていたので。次は会って話をしたいし。

多分再訪。できるんじゃないかなぁ。

 

 

 

ああ、ちょうど今日のお昼過ぎの山梨に帰ってきました。なんだか懐かしい山の匂い。早速自分の野菜を育てている畑に直行したのですが。案の定トマトは収穫時期が遅れてしまった実が過熟によって落実しているものが多かったです。病気も少し出ていました。そんな現実を見ると、ただ自分の食べる分の野菜を作っているだけとはいえ、しばらく手入れをしなければ、荒れる方向に向かうわけで。その現状を見ると農業を生業にしているものとしては、やはり長期離れるというのはご法度なのだなぁと。地面に落ちた真っ赤なトマトを見て思いました。