ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

ふとおもいついたら中之条

昨日は本当に外にいるだけでほかぽかした陽気と心地よい風が通り抜けるような天気。仕事としては愛車のまさおくんに乗りががら一日草刈りの作業。直近の雨天によって十分に土壌が潤された分、育ちが良いようでぐんぐん伸びています。来月からは葡萄も本シーズンに入るのですが、茂みの中でやる仕事はなかなかモチベーションが上がらないというか、気持よく農作業ができませんので。しっかりと刈ってきました。

 

そして、草刈りを終えて作業小屋に戻ると、ちょうど今週末で4月のお仕事は一段落となりました。この時期からは本当は芽かきの作業になるのですけど、まだまだ高地の畑では最近の悪天候などが重なり、芽が出揃っていないので。お休みにしちゃおう!ってなったわけです。そうなるとしばしの休み、どこに行こうかってなぁと悩んだのですが。4月の末には山梨にいなければならないとなると、遠出はできないしなぁと。

 

そうして思案を巡らしているとふと、頭に浮かんだ事が。ちょうど地元静岡の友人が地域おこし協力隊として、群馬の中之条町に4月から移住したということだったので。なんとなく連絡をとってみたら、都合もちょうど合いましたので昨日の仕事終わりに洗濯と片付けをささっと済ませて、夕方に山梨を出ました。いつも下道で塩尻に出かけているのでそこまで遠くとは感じませんでしたが、なんとも山道ばかりで鹿との遭遇率が高い高い。飛び出してくるなよ〜と願いながら、夜道をひたすら走って、清里、軽井沢を超えて群馬に入りました。

 

地域おこし協力隊。最近はメディアでも取り上げられることが増えた気がします。雑誌でも活躍されている姿をみると。とても社会的意義もあるし良い制度なぁと思いつつも。私が出会った地域おこし協力隊の方々にあまり興味を持てる人物に出会ったことがなく(失礼ですね)ん〜メディアで見るイメージと違うなぁとか、もっとおもしろ人達がいると思っていたのに・・・。なんてそう思う事があったのです。

 

そんな中で、身近な友人が地域おこし協力隊になる!と聞いて。おいおい。大丈夫かぁなんて思っていたのですけど(人物的にも合わなそうだった)何やら関わる仕事がちょっと面白そうな感じだったのですよ。それは何かといえば・・・。

 

 

nakanojo-biennale.com

 

前からちょっと聞いたことがあったのですけど

 

中之条ビエンナーレ

 

ビエンナーレ・・・・

ビエンナーレ(biennale)は、2年に1回開かれる美術展覧会のことである。「ビエンナーレ 」の原意はイタリア語で「2年に一度」「2年周期」である

 

二年に一度、町をアトリエとして開放?して、日本のいたるところからアーティストをよんでイベント、展示とか色々な事をやるそうです。どんな事をやるの〜って友人に聞いてみると、なんともそのイベントの準備から運営まで全てに関わるお仕事?お手伝いをやるそうです。だから、その友人は各地のからくるアーティストの方と仕事をするわけで。ということは132組のアーティストさんがくるということなので、それだけのアーティストの人と関われるということですよね。なんかちょっと羨ましいかも?とかおもっちゃったりも。 

 

つい4月の頭に赴任したばかりなので、活動もこれからということですがアートで町を盛り上げる」とはどういうことなのか、受け入れる側の自治体の反応はどうかとか、とても興味があります。そんな事をおいおい聞いていきないなぁなんて。後は1人で田舎に移り住んでの気持ち、町役場の方とのコミュニケーションとかその友人がどう変化していくのか。うるさいながら勝手に遠巻きから見守っていきたいなぁと。

 

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中之条町ふるさと交流センターつむじにて

 

私もいちおうデザイン関係のお仕事をしていたので、芸術とか興味あるし、美術館とか1人で見て回っちゃうタイプなのですけど。そんなこともあって。なんかよくわからないけど、友人に会いに行かなければならないなぁと思っていて。それがたまたま昨日の思いつきだったということです。さて、ちょうど友人も仕事が済んで戻ってきました。これからのんびりと中之条町を観光してきます。

 

いやぁ。しかし思いつきの旅。本当におもしろいです。