ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

知らない地元

いつのまにか8月も後半をむかえています。夜は大分涼しく、秋が近づいているのだなぁと、肌感覚で感じでいます。と、こうきたいところなのですが。連日の曇り空で日照不足という言葉がメディアでも大分取りあげられているようです。今年は8月に入ってからがその傾向が顕著に出ています。はたまた昨年は9月から似たように天候不順が続き、ぶどうの生育にも影響が出てしまったので、収穫時期を迎える前に天候が回復するように祈りたいものです。

 

ももの収穫は8月の中旬までに出荷を終えることができまして、ゆっくりした時間過ごしています。はねだしのすももを使ってジャムを作ってみたり、野菜畑が絶好調なので、夏野菜の収穫に勤しんだりしておりました。野菜は相変わらず。きゅうりとなすちゃん、かぼちゃさんがもりもり。そこにオクラちゃんが採れ始め、毎日の食卓を飾ってくれています。しばらく帰っていなかった静岡にも数日ですが帰省することができたり、パートナーと久しぶりに街でいっぱいやったりと心身ともにゆっくりすることができたようです。

 

さてさて、ちょうど山梨から静岡に遊びに行った時は、やっぱり曇り模様。途中雨に降られたりしていたので、ちょっと表で遊ぶのは難しいかなぁと思って、とりあえず海のほうに向かっている途中にふと思い出したんですよね。

 

 

「あ、このあたりは・・・登呂遺跡がある!」

 

www.shizuoka-toromuseum.jp

 

 

登呂遺跡。きっと小学校の社会の教科書。弥生時代の項にきっと載ってる登呂遺跡。縄文の次だよ登呂遺跡。静岡市民であれば、一度は社会科見学などで訪れたことがある場所ではないでしょうか。だからなのか、なかなか大人になってからはなかなか訪れることがない場所のような気がします。しかしそれはやっぱり身近にあるからだけで。静岡に住んでいない人からしたら「ああ、知ってる。登呂遺跡」

 

登呂遺跡駐車場の案内標識に導かれながら、車をとめてみると。目の前にはなんだか昔みたことあるような田園風景が広がってきて、畑の横をゆっくり歩いて行くと、目の前には竪穴式住居、高床式倉庫がばば〜んって。きっと小学校の時にただただ初めてみたものにたいして、また、教科書に載ってる場所だ!すげ〜って、竪穴式住居の中へ探検気分で巡っていたのを思い出します。

 

しかし今回訪れてみてどうでしょうか。大人になって訪れても楽しいんですよね。遺跡の公園内を巡るだけでものんびりできるし、まじまじと住居の構造をみたり、実際に今の自分が住んだとしたらどんな感じだろう。ってそんな風に想像しながら。自分に置き換えて考えることができる。どんな風に想像したといえば、湿気と虫刺されに悩まされそうだなぁって、ことが浮かんだだけなので。もしかしたら当時一緒に巡った同級生たちはすでにそれを感じ取っていたのかもしれませんがw

 

なんとも、久々に訪れてみると。なんか当時とはちがう博物館が建っていたり(少なくとも私は記憶がない・・・)その中には弥生時代の生活を体験出来るスペースがあったりと。なんとも充実した感じで。通りすがりでもいいので、久々に訪れてみると新たな発見があるのかもしれませんよ。

 

 

山梨に帰る日には土砂降りでどうしようもなかったのですが。沼津港によって、御殿場から山梨に上がるルートで帰ることにしました。

 

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 沼津港で少しだけ浜焼き

 

昔沼津に住んでいた友人と一緒に遊びに行ったことと、それこそ、山梨のワイナリー巡りの帰りに行った(今回と逆ルート)で帰ったくらいで。なかなか訪れないのですが。なんといっても私は干物が楽しみで楽しみで。私は海あり県に生まれながら、お刺身よりも断然干物派で。アジの干物でご飯たくさんいけるんです。美味しい。市場にはいろいろな魚の干物が置いてあり目を輝かせていると。買ってお家で食べよう!ということになり。幾つか買って帰ることにしました(ごちそうさま)

 

 

そうしてその日の夜は干物で一杯と。山梨に戻ってきても静岡を堪能できたようです。

 

こうして静岡を案内するよ〜と、意気揚々とパートナーに話をして実際に案内をしているのですが。そこで実感するのが「静岡のことあまり知らないな」「こんなところもあったのか」という再発見が多いということ。自分の思う地元って、結局自分の行動範囲の内にあって。静岡を案内するのではなく。私の生きてきた場所を案内するよってことなのかなぁと、最近思います。そう思うと、案内しているようで、自分の生きてきた場所をもう一度歩いているとも思えてきて。ああ、こうして今の自分がつくられていったのだなって。

 

 

これは大人になったからそう感じるのか〜って思いそうなところだけれど、これはパートナーが気づかせてくれたのかもしれません。一緒に静岡をまわると自分を省みることできています。静岡に戻る機会は減ってきましたが、次の機会には自分を省みるのも大切かもしれませんが。もっと楽しんでもらえるようにお出かけの構想を練りたいと思います。

 

 

ぶどうの収穫までもう少し、それまでは草刈りやら、出荷の準備といつでもスムーズに収穫へと向かえるように。天気。回復してくれるといいなぁ・・・。