ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

のんびりゆったり縁初め

新しい年を迎えました。今年は特にはしゃぐこともなく。親戚周りやお墓参りを除けば、ゆったりと何もすることなく食っちゃ寝食っちゃ寝して。毎日お酒を飲んで。まるで惰眠を貪っていたような。本当に動かなかったです。一見すると時間をただただ消費してしまったように思いますけど。何もしない時間をもつことができていない私にはとってもいい頭休めになったのかもしれません。だって何もしていない時はいつも多くのこと考えていて。ぐるんぐるんと頭のなかで回り続けているのですから。

 

 

さて、そんなお正月休みもそろそろお休みだったので。今日はリハビリ?がてらに、ちょっとだけ遠出して、行きたい場所、会いたい人にあってきました。お邪魔したのはこちらです。

 

newshop-hmmt.com

 

いつものとおり、どんな場所でどんなことをやっているお店なのかはご覧になっていただければ。

 

こちらは誰でも簡単にお店を始める事ができる。面白い仕組みを持ったショップなんです。引用をさせていただくと・・・

 

ニューショップと呼ぶマーケットのようなお店の特徴は、3.5寸柱の什器を利用し10cm 四方あたり100 円の小さなスペースからお店を始めることができること。

 

3.5寸の杉材を一本丸ごと使用した1マス10cm四方の什器を「敷地」に見立てて、個性的な「お店」が立ち並びます。

 

実際にお店を拝見してみて感じた事をいくつか。

 

 

あくまで私の周囲のお話ですけど「お店を持っている」と聞くと・・・。店舗を借りていたり、一定の周期でイベントで出店したりする人のイメージが湧きます。また、お店をもつ。という事を聞くと物件を借りるのだろうなぁと。そんなことしか想像できない私にはとてもおもしろい仕組みだし。お店を持ったことがない、物を売る経験のない方のスタートに適しているのかなぁなんて。

 

また「お店を持つ」それを聞いただけで「難しい」「自分にはまだ無理だ」なんて事が頭に浮かぶ方もいるかもしれません。でもそれは経験をしたことがないから。お店をもつこと、物を売ること。小さなことでも確実にそれは自信に繋がるような気もするのでとても可能性があるなぁとも。

 

 

私も一応デザイナーをしていたので。とっても興味があったのです。絵描きさんであれ、ものづくりであれ。個人で物を作ることができる人は多いけれど。売り方がわからない人って多いのでは?思います。そうするとどうするか。私の場合は安易にネット売ればいいんだ!ってなるんです最近では色々なサービスがあるので、サイトを作るのはどんどん簡単になってきています。本屋に行けばネットショップを始めるまでの手引なようなものも増えてきてきました。しかし、そうやって思いつくことは周囲の多くの人も考えてること。そして売るのが簡単になったわけではなくて、スタートに立ちやすくなっただけだけなのかなとも。

 

 

ネットショッピングが幅を利かせている現在ですけど、それは目で見て耳で聞くところまで。五感を満たすことはできないんです。となればまだまだ現物を見て聞いて触ることができる優位性は揺るがないのかなぁとも。ましてや一点もの、手作りのもの、こだわりの品は見て選びたい。って気がするのです。私だけでしょうか。

 

 

 

 

 

さて、今回の縁。実は去年塩尻でのイベントの際に講師でいらっしゃったのがきっかけ。

 

sasariki.hatenablog.com

 

静岡と浜松ってそこまで繋がりがないのですけど。同郷である静岡繋がり。そして同い年だったというのもとても大きくて、近いうちにお邪魔をしてみたいとおもっていたのです。とてもクリエイティブな活動をしているし、実際に活動をされているところをみてみたい!というのが実際の理由でして。せっかくの地元に滞在しているのだからと。ふと昨日思い立ちでかけた次第です。

 

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やはり同郷だといつも以上にお話が弾みました。

 

 

お店に伺ってからは、色々と話がとまりませんで。静岡でまちを盛り上げるような活動をされている人、している場所など。「まち」についての話をしておりました。そんな中で一番に思ったのは。街の歴史をしる。その土地の風土、文化を知ることがいかに重要かということでした。

 

なんで空き家をリノベーションした、お店、ゲストハウス、シェアハウス、イベントスペースに活用されているのか。それはシャッター街と呼ばれる通りがあったから。シャッター街とよばれるのだから、シャッターの数だけ昔はお店は存在していたかな。お店がたくさんあるということは、人通りが多かったのかな。そうして、商店街ができる前は当然商売を始めた人達がいるわけなんです。

 

その街のたどってきた道を知ることができれば、未来を想像できるかもしれませんし、住んでいる方々の世代によって賑やかだった時をベースで考える人。活気が少ない時しか知らない人はそれがベースになるんです。以前まちおこしのイベントの時のお話で「昔の賑やかだった時を取り戻したい」って言っている方がいました。また、その逆に「人がいないっていうけど、今の街の様子がいいと思うけどなぁ」って言う人もいたのです。

 

 

数年前からまちおこし」「地方創生」などのワードを目にする機会が多くなってきています。その土地の習慣などに戸惑う方も多いと聞きます。それは実際に住んでみて感じることもいいでしょう。その地域の関連する本をすべて読むのもいいかもしれません。自分がやろうとしていることはどれだけの人に理解してもらえる、共感してもらえるのか(理解・共感してもらわなくても)そこには自分の知っているまちの認識とどれだけのズレがあるでしょうか。そのズレは真っ直ぐにはできなくても、共通の認識ではないことを知ることは、大きな視野を与えてくれるのかなぁと。帰りの車の中。1人で物思いにふけっていました。

 

 

その後は帰り道だったこともあって、去年行かなかった法多山によってきました。お団子メインなのが正直なところですが、お守りをかって、おみくじも引いてきて。そのおみくじを眺めながら、書いてあることとと今の自分を合わせて意味を理解しようと努めました。数年通っていただけあって、年始っぽいなぁなんて。抜群の安定感ですね。

 

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小吉なれど正直に生きなさいって。

 

 

まあしかし、浜松。地元に住んでいた時もそんなにお世話になったことがないのですが、なんとも馴染むことができない昔とかわらずの雰囲気でした。しかし今はそれが興味となっています。今度は泊まりで、案内をしていただいたり。食事会をする約束をしてきたので。次に伺うときにはもっと面白いことに出逢えるかもしれません。いまからわくわくがとまりません。