ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

カードゲームの可能性

金曜日。お昼前に静岡をでて、のんびり山へ帰っていたんです。「いやぁ、しばらく自分の野菜畑に行けていないのだよなぁ」「帰ったらとりあえず畑にお水をあげて、雑草を刈って、収穫を終えた野菜の木々の整理をしよう」って。そんな気持ちで山梨県内に入ったんです。そうしてちょっと道の駅で休憩していた時に連絡が来ていたことに気付きます。

 

「今夜来ればいいよ!」って。

 

ん〜っ。土曜の昼間に向かうつもりだった、と一瞬ためらいもありましたが、東京で先日知り合った方が塩尻におられるとのこともあり、一日早く伺うことにきめました。とりあえずお家に帰ってシャワーもとい、湯浴みをすることと、ほうれん草に水をあげることだけは外せないよなぁと想像が働いて。急いでそれらの用事を済ませて。とりあえず、塩尻に向かうことにしました。山梨滞在一時間半くらいでしたね。なんでしょうねこれ。

 

しかし、早く出たことでこれまたランダム性が働いて、その日に行かなければ繋がれない面白い方々もいましたし、絶対手に入らないし、飲むことができないであろうワインもいただくことができて、おかしいくらいに美味しいところばかり。こういうことばかりあるから、また次もなんかあるだろうって思って伺ってしまうのでしょうね。

 

 

さて、今回のこちらに参加するためにお邪魔してきました。

 

【終了】まちづくり体験型カードゲーム、ザ・クリエイティブセンターをやってみよう! | まちの教室|nagano campus networking

 

www.untenor.com

 

いつものことながら、ゲームの詳細については興味のある方。読んでくださいませ。ということで。

 

 

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塩尻の街並み。会場からの景色がまた見事で。 

 

 

あくまで私の説明でいいますと・・・

 

仮想の街を舞台に、審査員(親みたいな感じ)となる人が手持ちのカードを一枚提示し、困っていることを(問題・課題など)提起して、その困ったことを手持ちのカードを使いながらイベント一人ずつ提案していくような流れ。そして審査員が独断と偏見で良いと思った案を採用して・・・とそんな感じ。

 

カードには色々なワードとイラストが書いてあるのですが、提起された問題に対して有用なカードもあれば、使えないカードもしくは一見使えなさそうだけど・・・と思うようなカード。があったりします。その中から案を絞り出していくことが必要なわけです。どのカードを使うかは色々な判断基準があると思いますが、カード一枚とっても、捉え方、使い方が違うので。「うわぁ。そういう使い方をしますか!!」というような場面が多くありまして、改めて多種多様な人の意見を聞くことは重要だということを思い知らされます。

 

 

で、で、で。

 

このゲームをやった後に私が感じたことや、こんな効用がありそうだということをちょっと残しておきます。

 

 

人間性の再発見、評価

 

一番に感じたのはこちらでした。実際に会議などで「自分の意見」を求められたときに普通に述べることができる人、言えない人が出てくるように。私は思います。それは周りの評価など余計な要素が入ってきてしまうから。そうなってくると、どうしても埋もれてしまう意見が一定率でてきてしまいます。しかし、このゲームの仕組みではそれが起こり辛いように思えました。それよりか、普段あまり思いだった発言をしない人の方が、意外性のある意見のだったように感じました。

 

 

人の意見を聞くことの重要性を知る

 

これはとても大きいことで。どうしても役職がついてきたり、年齢が上になってくると出てきてしまうのが「あいつはいい意見を持っているはずがない」「経験が足りない」という傲慢がでてきてしまうと。人が話をしているのを遮って「それは違う」「これはもっとこうした方がいいのではないか」となり。意見を聞くことができなくなってしまう傾向が強くなると聞いたことがあります。そんな上役の人には良い気づきになるのではないかと。また普段意見を言わないような人の意見が採用される事で生まれる「自信」ってとても大きい物で。プラスに働きそうです。

 

 

知らぬ間のアナロジー

 

カードの中には「なんでこんなカードがあるの(笑)」って物があるのですけど。5枚というカードの縛りの中から、提案を考えなければならないので良い意味で制約が働きます。そうなると、何かしら使えないか、絡めることはできないかという発想につながるので、アナロジー思考が働いて、多くの共通項を発見できてとてもびっくりしました。過去に企画開発の中にいたのですけど。有用な資源がたくさんあるにもかかわらず、自分は活用できていなかったなぁと。反省の気持ちになりました。

 

kotobank.jp

 

やっぱり調子にのるタイプ

 

再認識ってやつです。何回か回数を重ねていくと。本来の目的からずれていくことを新めて認識しました。はじめは審査委員の意図を汲み取って、提案をしよう!って気持ちから考えていたのに。途中から「どうしたら面白くなるか」の方に主眼が移動してしまって、審査員よりか、他の提案者に対しての印象度を重視する傾向が出ていましたね。こればっかりは、私の強みが関係していたりするので納得の一言なのですけど。まあ顕著に出たなぁと。これまた自戒をしなければと。

 

 

ゲームはとても面白かったのはもちろん。選ぶときの人の様子や、発言しているときの様子を見ていても私はとても楽しく。やっぱり私の興味って人なんだなぁと改めて実感でした。仕事がつまらないと思ったらゲームのように考えればいい。ってある本で見たことがありますが。世の中のことを色々なゲームとして仕組みとして遊びながら、問題を解決したり、新しいことを想像することができたらとても楽しい気がするのは私だけでしょうか。

 

 

好き放題書きましたけど。行ってよかったと素直に思える授業でした。