知らないって言えない不思議
今日は不思議な空模様。どこかの地域では夏日を記録したとかしないとか。私の住んでいる地域でも朝から力強い日差しが降り注いでいました。雨模様ということでお休みだったわけなのですが、これだったら仕事できたんじゃね?とか思いつつも。このチャンスを逃すまい!と、寝具関係を一斉にお洗濯して、ベランダでひなたぼっこ。今日は気持ちよく寝れるなぁと。
そんな想像をしながらゆったり軽めの朝食を作り。コーヒーを飲みながら、パンをかじっていたのです。その後コーヒーだけ持ってデスクに向かって、ちょっとした作業をしていたわけですけどね。なんか急に部屋が暗くなり。風がびゅ〜びゅ〜と音を立てて部屋を通り過ぎていきます。・・・。これは・・・と思った時には、遅かったのですよね。ベランダの柵にかけてあった寝具は日差しを受けたであろう生暖かさをたたえたまま。濡れ放題に。
御礼の品につけるcardを
うぅ〜とひとり唸りながら、しょうがないので。部屋干しに変えて。またデスクに戻ります。三十分くらい作業をしたところで、今度は部屋がまた明るくなります。おお!なんだ通り雨だったか。と再度寝具をベランダへと。おお。よかったよかった。とまたまたデスクに戻り作業を初めて数分。
ざ〜〜〜〜っ
・・・。まじかよ。
と再び急いで部屋へ取り込む始末。何をやっているんだ私は。と思いつつも。もうだまされないぞ。と部屋干しにすることにしました。その後は降ったりやんだりになるのですが、しまいにはたっぷりの日差しが降り注ぐと同時に雨がじゃんじゃか。いわゆる素晴らしい天気雨に見舞われているという。不思議なお天気でした。
さて。今日は部屋の片付けをしながら本を読み漁っていたのですが。その中でとても気付かされる項目があったので残しておこうと思います。
人と話をしているとき、内容によっては知らないこと、わからない項目があったりしませんか。話をスムーズにすすめるために聞きながら相槌をうったりするわけですが・・・。そんな時。皆さんはどうしますか。私の場合は思い返してみれば、知ったかぶりによってしまう傾向があります。それを相手に伝えずに、知っているかのように頷くこともありますし。
「ああ、あれのことですよね」
「なんとなく知っています」
大体は、どこかで聞いたことのあるワードだから、そういった返答をするわけなのですが。ちょっとばかし気取っていた時は、全く知らないことに関しても知っているように見せて、話が終わった後で調べてみるという事があったように思えます。
そのような態度をしてしまうのはどんな心持ちかといえば。
「知らないと恥ずかしい」
「気持ち良く相手に話をしてもらいたい」
「とりあえず、話を合わせておこう」
なんて心情が働いていました。
中でも「恥ずかしい」という気持ちが大半を占めてるのはないのかなと。若い時はその場のノリというか、雰囲気で流していたことも、年齢を重ねることによってより知ったかぶりの傾向が顕著にでてしまうのかなぁとも思います。そうならないためにいろいろと見たり聞いたりするために知識武装をしている私のなのですが。
- 知的謙遜
知的謙遜とは利己的な考えは自分をだますことになる、という自覚を含め自分の知っていることは有限であるという認識を持つことだと定義できます。
〜 〜 〜
知的謙遜は、実際には知らないのに知っていると言わないで言われるかどうかにかかっています。
知的謙遜の項から抜粋
クリティカル・シンキング―「思考」と「行動」を高める基礎講座
- 作者: リチャードポール,リンダエルダー,Richard Paul,Linda Elder,村田美子,巽由佳子
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まだ全然本を読み進めていないのに。この項目を読んだ瞬間に自分の小さくて狭い狭い視野を指摘されてしまったようで。震えが来てしまったのですよね。インプットしている割にアウトプットも少ないし。ただただ調子の良いしゃべり方をして、なんとなくできるように見せて「いろいろ知っているね」と言われて。それで勉強している気でいるわけですから。なんともしょうもないよなぁという心持ちになってしまったのです。
その後中にワークを一人でこなしてみると。私が今までの勉強、経験から知っていると認識しているものについても、表面的なことだけ知っているだけで本質を全然わかっていない事に気づいてしまってですね。ますます自分を小ささを感じて・・・
「そんなこと知っているよ!」
って気持ちでいると。それが相手を受け入れないと宣言しているようなもの。本当は理解していないのに。知らないのに。
「自分は実は何も知らない人間なんだ」
という心持ちは。常に相手の話をスムーズに聞くことができるし、相手を受け入れることに繋がるのだろうと容易に想像できますし。その素直な気持ちが、謙虚さを生むのかなぁと。
「そんなこと知っているよ!」
という気持ちが出てきた時。自分の傲慢さに気づくチャンスなのかもしれません。
もう読んだ冒頭から、ボコボコにやられているので読み進めるのが怖いのですが。実は過去に読もうとして、わけわからなくて読み進めることができなかった本でもあるので。読めているだけ成長したのだと思って。のんびり読んでいこうかなと。
隠し味のバターとほのかな柚子の香りがたまりませんでした。
昨日の仕事終わり。久々に歩いて、勝沼まで一人飲みに行きました。一人カウンターにすわって、おいしい肴をいただきながら、ワインを数杯いただいたのですが。なんともいえない心地よさにすぐに気持ちよくなってしまいました。帰り道の暗がりの溝に気づかず「ズボッと」ハマってしまった私なのですが。三十分強を酔っ払いながら、農道をあるいて行くので気をつけなくては!と、寒空の下ひとり足をさすっていました。忘年会シーズン。皆様は気をつけなさいますよう。