すもも納め
なんともはっきりしないお天気。朝はぱらぱらと雨が降っていたのにも関わらず、昼には太陽が顔を出して蒸し暑くなって、夕方からはまた曇ってきて一気に空が暗くなっていくと。それでもなんとか昼間は天気になったので、すももの収穫納めをしてきました。
(晩生品種 太陽)
すもも栽培に関わるまで全然知らなかったですからね。というか。すももとか全然好きじゃなかったんですよね。子供の頃に食べていたものって多分美味しくない輸入物のプラムだったと思うよ。きっと。味も薄くてね。
しかし、実際に樹上に実っているすももを食べると認識が変わるのですよ。うまみがあるというのか、すごいおいしいわけです。すももって熟す前の物をとって、出荷される途中で追熟していって食べごろになるんですよね。だから熟している物は出荷できないですよ。でもね。その出荷できないやつ。樹上で熟したすももは味が濃ゆくてうまいんですわ。出荷できない物をもらうので地元の友人に送ってあげたくても、配送中にじゅくじゅくになっちゃうので送れない。だから現地でしか食べれないって事なんですよね。ああ、もったいない。
さて、とりあえず今年は7月の末から8月の中頃までの期間が収穫期間でした。その間すももの収穫作業をやってきたのですが、ぶどうの片手間とはいえ色々と勉強になるものです。今回関わった品種をあげてみると。
他にも種類があるって言うのだから、びっくりですよね。
これだけ多品種に関わると気づく事もあるわけです特に面白いのは「品種の違いによる特性」ですかね。難しく言うと。
簡単にいうと、2つの品種(親)を掛け合わせて品種改良されてできた新しい品種(子)を作るんですよね。だから親がいるのでその特徴を引き継ぐんです。
すももでいったら・・・
- 形
- 大きさ
- 色
- 香り
- 肉質
- 日持ち
- 熟度?(収穫時期っていうのかしら?これあってるかわからない)
まあ、他にも色々あるんでしょうけど素人ながらでもこれくらい気づく訳ですよねで、品種改良されたんだからそりゃあ、おいしいすももができるんだろうとか思うのですけど。意外とそういう訳ではないのが面白い所(個人の好みもあるけれどね)親の品種の方が美味しいって思う物も多々ありました。
上の山梨だけで作られている2品種のお父さん(お母さんか?)は「ソルダム」だったりするんですよ。そう、そのソルダム父さんは私の一押しなんですよ。果肉が真っ赤で酸味と甘みのバランスが最高です。お子様のサマーちゃん達もいい味しているんですけど。バランス良すぎて突き抜ける物がないというか・・・いや〜素人の意見ですごめんなさい。
すももはもうすぐシーズンが終わります。
もしスーパーとかで見かけたら手に取って眺めてみてください。
買うか買わないかはあなたの自由ですから。