ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

なんでもかけちゃえ

ば。

いいわけではないんですよ。素材本来の味を楽しみたいし。って時もあれば。ちょっと多めにかけて食べるのもいい。いや、でも苦手な人はしたべら*1もいたくなっちゃう人もいるみたいだしなぁ。でもあの辛みと酸味ってやめられないよなぁ。ということで今日のお夕飯はミートソース。だったので例にももれなく私はかけちゃう派。

 

TABASCO(タバスコ)

 

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みなさんはつかいますかね。タバスコは。そもそも自分は“タバスコ”って人のお名前とか“辛いもの”見たいな意味からきているのかなぁとかてっきり思っていたのですけど。唐辛子のお名前みたいですね。それも“タバスコペッパー”。キダチトウガラシっていう種類みたい。

 

木立唐辛子(キダチトウガラシ)の原産地はアマゾン川流域の低地とされている。
現在では、熱帯から亜熱帯にかけた地域に広く分布している。
日本でも南西諸島や小笠原諸島に分布する。
沖縄にある島唐辛子(シマトウガラシ)はこの仲間である。

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何やら熱帯地方の原産なのですね。ちょっと風味と作りは違えど。少し前に流行った沖縄のラー油とかの原料でもあるのですよね。ちょっと興味が出てきて調べてみたらタバスコが生まれるエピソードが面白かったんですよ。

 

南北戦争の頃、エドムンドはメキシコタバスコ州から帰還した南軍兵士(フレンド・グリーソンと考えられている)から唐辛子の種を入手したとされる。1862年ニューオーリンズが北軍によって陥落したため、マキルヘニー一家は岩塩の産地として有名だったエイヴァリー島へと移り住み、そこで唐辛子の種をまいたという。ところが、南軍に塩を供給していた関係で北軍の攻撃にさらされることになり、さらにテキサス州へと逃れた。終戦後の1865年に戻ってきたとき、すっかり荒れ果てていた土地に、一株のタバスコペッパーが生えているのを見つける。

エドムンド・マキルヘニーはこの時、自分自身の大好物である生牡蠣のソ-スを作ることを思いつき、タバスコペッパーの果実をとって潰し、出てきた汁に蒸留酢と塩を混ぜたとされる。

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「一株のタバスコペッパーが生えているのを見つける」って部分。ちょっと運命的な物を感じますよね。自分の好きな物に使いたいとの事でソースを作ったのが元でっていうのがね〜なんかニヤリ😏(悪い意味ではなくて)過去の企業の成功を記した本等を見ているとこの類いのエピソードってたくさんあるんですよね。

 

自分が美味しいと思うから、あの人も気に入るだろう。

 

という事なんでしょうか。

自分が困ったなぁって思ったり、不便だなぁって思う事って自分だけじゃなく、他の人も同じ思いを持っている人がいると思います。今はインターネットで検索すれば解決方法が載っている事があるから、私はすぐに検索しているのが現状ですが・・・(いいのか悪いのか)しかし自分が困っている事と同じ事を解決して、実際にその解決方法を載せてくれるのは便利としか言いようがありませんよね〜。

 

逆を言えば自分がこれがあれば助かるってものをつくったらチャンスなのかもしれませんよね。あるようでない。そんな不便な事を解決する方法を見つけたとき。そこに成功のタネが隠れているかもしれません。

 

自分がいいと思うもの商品、商売に関わることってだから重要だったり。食品にかぎらずどんな商売でも自分が良い!すごいサービス!と思ったものであれば熱意をもって営業できますしね。それがまたモチベーションにつながって行くのですから。書店で見かける本で「好きな事を仕事にしよう」「好きなやって生きよう」とかって事ありますけどあながち間違っていないと思いますよ。

 

まあしかし大体タバスコって聞けば皆が思うパッケージは同じ。塩、唐辛子、酢でできている調味料。考えれば考えるほど、無駄がない。これ以上原料も削りようもない。書いていて益々タバスコすごいなぁと感心してしまうのでした。

 

 

 

*1:したべらって静岡弁なんだね

*2:花の仲間調べより

*3:Wikipediaより