ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

まずは耕してみよう

ここしばらくはなかなかはっきりとしない空模様が続いております。天気予報も雨マークが付いていても降らなかったりと、降りそう降りそう・・・降らない。そんな感じで、雲が重いわりに雨が降らない日が続いています。その分しばらくは夏の暑さを感じることなく、過ごしやすい日が続いているので、冷房のない生活にはとってもありがたいことなのかもしれません。

 

 

さてさて、いつの間にか収穫前の怒涛のピークが過ぎ去りまして、袋がけもあっという間に終わってしまいました。今年でもう袋がけは4回目なのですが。さすがに体が覚えていて、それなりの作業スピードで、テキパキとぶどうを包み込んでいくことができました。袋がけまで終えると一つの山を越えることができたように思え、あとは天候次第。綺麗に色づき、熟していってほしいと願うばかりですね。

 

 

ちなみに私の野菜畑では夏野菜達がいい感じに収穫を迎えておりまして、毎日ナスとキュウリのコンボに加えて、空芯菜空芯菜空芯菜・・・・と楽しい楽しい夏野菜ライフを送っております。「毎日、◯◯ばっかり食べているよ〜」なんて、畑で一緒になるおじいちゃん、おばあちゃんと世間話をしているのですが、結局は「ありがたいことだよね」と、いつものパターン。とっても恵まれた生活をしているなぁと実感でき、それがまた幸せを感じるもとになっています。

 

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おかげさまでレシピが増えて楽しい楽しい。

 

 

こうした趣味の野菜作りをして、数年経つのですが、少しずつ安定して作れるようになり、近所の方々とのつながりもじわりじわりと広がるようになってきました。そうして顔見知りになっていくと、耕作放棄地のお話をいただくようになってきました。そんな耕作放棄地といっても10坪〜30坪くらいの小さな畑なのだけれど。少しでもそういった畑に人の手が入るだけでとっても周囲の農家の人は助かるようです。

 

 

何が助かるのかといえば、とりあえず草がボーボーな状態がなくなることです。雑草がそのまま放置されていると、害虫達の住処となって、その害虫達が病気を媒介して作物に被害を与えることにつながったりします。その雑草達をそのままにしておくと、くっつき虫(静岡だけの方言?)、バカと言われる種がたくさん飛散して、その種達がまた芽を出しては、周囲に雑草が広がってしまうのです。

 

 

ぶどう畑でも、忙しい時に草刈りに手が回らず。草が伸びてきてしまうと。周囲の農家さんから連絡がきて、草刈りをしてほしいと。師匠のところへと要請が来ることが何度かありました。草を刈るというのは周囲の畑へ迷惑をかけないという最低限のマナーであるのかもしれません。それだけ作物をつくるということは草との戦いであるといえますが、またその草刈りが大変だことといったら。夏は作物が育ちやすい一方で、雑草達にもいい季節なのです。

 

 

過去に色々と出向いて、地域おこしなることを色々見て回ってきたけれど、なんか◯◯プレジェクト〜ってなんだかすごく格好いいし、面白そうだなぁって思って、自分も何かしたいなぁ、一緒に何かしたいなぁなんて思っていたんですけどね。結局それって参加しているだけで、やった気になっていただけだったみたいで。結局当事者じゃなくて参加者というか、傍観者なだけだったんですよね。それで傍観者なのに、あーでもない。こーでもないって言ってるだけ。そんな自分を振り返ると、なんともダサくて、格好悪い。なんとも冷や汗が出てしまいます・・・

 

 

それで結局自分は何ができるかって考えてみたら、自分はもっと色々な野菜を作ってみたい。畑が空いている。じゃあ借りて野菜を作ろうってなればwin-winだったんですよね。農機具も使わせてもらえるし、倉庫もあるしでなんともいい環境なのでしょうか。

 

多くの人のためにはなっているかどうかはわからないけれど、小さいながらも貢献できているかもしれない。そんな実感があります。

 

少なくとも周囲の畑のおじいちゃん、おばあちゃんのためにはなっているかもしれない。草刈りももちろんそうだけれど、畑を耕しているだけでコミュニケーションも生まれてくる「若い人と話をするだけで元気をもらえるよ」って、実際に言ってもらえる。食べきれない野菜は近所の人におすそ分けできるし、喜んでもらえるし。

 

そうして前からやるやる詐欺をしていた、作った野菜を販売してみるって宣言していたけれど。ようやく重い腰を上げて、まだ素人の形だけだけれど、販売することができています。

 

 

 

「やりたいことをやりなさい」

 

「置かれた場所で咲きなさい」

 

 

この言葉たちにはなんだか不思議な魅力があります。

目の前には多くの機会が眠っています。

 

そうして、この二つの言葉は私には対になっているようです。

 

 

 

さてさて、この時期は種まきの空白期間。秋冬に何を蒔こうかと検討しています。作ろう!と決めたものは今の所4つほど。山梨の種苗屋さんを駆け回って種を集めています。新しい野菜もチャレンジする予定なので。今からワクワクしています。秋の野菜たちはタイミングが重要みたい。真夏に蒔くことになるので、早く上すぎると発芽が難しい、とう立ちしてしまう。逆に蒔くのが遅れると、冬までに成長しきれず。去年はどちらかというと、遅くなってしまったので、その反省を活かさないとですね。

 

 

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