ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

ほろよいウィークエンド

今日も雨。日曜から天気がぐずついていて。なかなか青空が顔を出しません。それまでは雲ひとつない秋晴れが続いていたのがまるで嘘のよう。仕事はオフになっているので自分の野菜畑に行って、雑草を抜いたり、苗を植えたりと汗を流したいところですがそれもできないので、お家にこもって本を読んだり、何もせずじーっとお物思いにふけってみたり。そんなことをしていたら1日があっという間に過ぎ去ってしまいそうです。

 

さて、先週末のお話。

 

www.yamanashiwine.com

 

前に参加したのは二年前。まだ当時は静岡に住んでいたのですが、慣れない身延線に初めてのって訪れた記憶がございます。特急電車にのっているのにもかかわらず。こんなに山梨は遠いのか!って。これなら車で来た方が早いよと思いつつ。まあお酒を飲むイベントだししょうがないかなんて。そんな思い出があります。

 

 

現在は山梨県に住んでいることもあって、参加するかどうかは迷っていたのですけど(いつでもいけるので)東京から友人が参加するという連絡もあって、お粗末ながら案内役ということでご一緒させていただきました。また、好きなワイン、ワイナリーと。どうしても行く場所が同じになってしまいます。だからこそ、友人の行きたいワイナリーについていくような形で回れば自然と私が普段行かないワイナリーさんにも訪れることができそうだなって。

 

 

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某ワイナリーさんの木樽の前で。

 

その選択は間違っていませんでした。同じ甲州という葡萄を一つとっても各ワイナリーの違いもはっきりと感じることができましたし、こだわりやどういった個性をもっているのか。はたまたどんな料理に合わせたらこのワインは引き立つだろうなぁと。皆と行動していながらも、ひとり想像しながら味わっていました。そしてなにもよりも今まで違う視点でワイナリー、畑の様子やら、県外市外からから訪れる人たちの日本のワインに関しての関心なども垣間見ることができました。

 

 

今回一番嬉しかったのは、一緒に回った友人たちが好みのワインの味の傾向を見つけてもらえたことでしょうか。自分の好みの傾向がわかると、そこを軸としてワイン探すのもの容易になりますし、普段ワインを購入する時の指針になります。今は好みははっきりしている私だけれど、初めは専門学生の時のイタリア旅行からかぶれて帰ってきて、「俺はワインしか飲まないんだよ」って格好つけていて、当時飲みやすかった甘口よりの白ワインばかり飲んでいたのですからね。今考えると恥ずかしい限り。このようなイベントをきっかけに私の周りだけでもワインが好きな人が増えて、ご一緒できる仲間が増えればいいなぁなんて・・・密かにね。

 

 

 

嬉しい反面に今後のことを考える良い機会にもなったのも事実です。ワインが好きだからって理由もあって今の環境にいるけれど。私はこうしたいのだ!って部分。軸になる部分が弱いなって。各ワイナリーの方々の話を伺う中で感じてしまいました。欠けているものってここだよなぁと。どうしてもこうでなくてはいけないってものを持ち合わせていないよなぁとも。なんて、ワインツーリズム終わりのほろ酔いが抜けないままお家でぽか〜んと口をあけたまま考えておりました。

 

 

そんなことを書いていれば、前に勤めていた時も同じようなことを考えていたのも事実。それは・・・

 

「ここが私の居場所なのか」って  “確信” が欲しいのか。

 

「これであればいけそうだ」っていう “自信” がないだけなのか。

 

「他もやりたいことがあるかも」という逃げの “姿勢” なのか。

 

 

だいたいこんなサイクル。いつも同じサイクル。私の頭は一定のサイクルで回っているのかもしれませんね。

 

 

今回ご一緒に回れた仲間たちには本当に感謝です。私もゆったり楽しませてもらいました。こうしてみんなで巡ることは一人で回るのとはまた違った楽しみがあって。先に言った通り、みんなはこのワインが好きなのね!っていう部分を知れるところがとっても楽しいですね。ちょっとちがうけれど、好きなワインの傾向でその人がどんな人なのかってって事もわかるんじゃないかとも勝手に思ったり。あんまり十分なおもてなしはできないにせよ、ワイナリーを回るくらいであれば案内ができそうなので、時折友人と回れれれば私にも良い刺激になりそうです。

 

そして、また一人で全国のワイナリー巡り。“旅" をしたいものです。