信州のワカモノのチカラ
土曜日。朝からスピードスプレーヤーを駆って、ブドウ畑にお薬を散布してきました。朝一からかっぱを着込んで、準備万端。いつもだとお薬の混ざった水がどんどんカッパの中に染みてきて、午後にはもう下着までびしょびしょなのです。しか〜し。今回は新しく買った強靭なかっぱを着用したので、濡れる心配がないからもう快適!快適に畑から畑へ飛び回っていた・・・はずだったのですが、かっぱがしっかりしすぎていて?かっぱの下は蒸れすぎて、汗で全身びしょびしょでした。本当にありがとうございました。
なんとも嬉しい事に、4時前にお仕事を切り上げることができたので、というか切り上げたので、お誘いいただいていた催しに参加するために、しっかりとシャワーで湯浴みをしてからカラダを清めて長野・塩尻方面に急遽、車を走らせました。と、今は農作業がピークなので、なかなか出向くことができない時期なので。この機を逃すものか!と。中央道を途中でおりて、いくいく詐欺をしてしまっていた、下諏訪の知人のお店に寄ってきました。
「&(アンド)」は、店主やそこに関わる人たちとセレクトした古本と雑貨の販売を中心に、出会った人たちと一緒に開催する企画展とワークショップを開催するお店です。
知人。と書きましたけど、以前他のイベントでは顔を合わせていたのですが、実際は1月後半に開催された小布施のイベントの時の打ち上げて、たまたま隣の席だったので、お話させてもらったのがきっかけ?みたいな感じで。知人とお呼びしていいのかわかりませんけど。当時はまだ大学に在学していたのですけど、話をしていく中で
「卒業したら自分の店を卒業したら持つんです!」ということで、すでにその時点で個人事業主の申請?を済ませているって聞いてですね。
「お店が開いたらワインを持って伺います〜」
といった後に。心のなかで
「うわ、今どきの若い子たちはすごいなぁ」
ってほんとに素直に感じたのを覚えています。自分が学生の時とかってそんな発想すらなかったしなぁ、一応専門学校入っていたけれども、そこまでデザインで一生生きていきたい!って気持ちにもなることもできず、流れで食品パッケージのデザインをやっていたというね。なんとも比べようもない事をしておったわけで・・・
話がそれました。店主の女性はなんとも不思議な魅力を持っているかなんというか、人を惹きつけるような雰囲気をお持ちなのですよね。だから周囲から助けたいって人が集まってきているような。そんな事を言っている私もなんか助けたくなっちゃうような気にさせられてしまったので、気楽にお邪魔させていたただきながら、少しでもご助力したいと思いました。
さて、そんなことをしていたらちょうどいい時間になりまして、お店を後にして塩尻nanodaに向かいました。
今回のイベントはこちらです。
【6月13日(土)19時ー22時】長野県初開催! 禅を知れば、対話はもっと深くなる「はじめてのゼンローグなのだ!」 | Facebook
ゼンローグ・・・。禅?ダイアログ?とか色々説明が合ったのですけど、よくわからないままいつもどおり、山田さんの絶妙なタイミングでのお誘いがあったので、プレーンな気持ちで参加してきました。どんなことなのかは参加した人たちだけの秘密ということで。というか、簡単には説明できないので、興味ある方は先のページに飛んでもらえれば。
ゼンローグとは
「西洋で生まれた対話を意味するダイアローグ」に
「東洋思想の一つの禅の要素」を取り入れ、たった4つのルールを意識するだけで、
深い対話を引き起こす「対話メソッド」です。
ちょっと抜き出させてもらいました。
今回は、数人のグループに分かれて、まずはテーマを決めてその内容について対話をする。そして、話をしている時の自分の身体の変化を感じる、捉えながら進めていくと。そこからカードを利用して、書いてある内容を意識しながら、テーマを決めずに対話を深めていくというような感じ。
あくまで私のやってみての印象ですが。人ではなくて自分との対話をしているような感じで。また自分の身体に意識を向けるようになっていくと、テーマに対する気持ちを捉えることができるというか、受け入れることができるような。そして、また人の動きも気になってくるわけで。五感をつかって対話をする。という表現が正しいかもしれませんね。
私などは、ちょっと色々な思想の本などを読みすぎているのか、何もしていない普段から勝手に自分との対話をしているので、多少は素直に受け入れる気持ちができていたようで、そこまで大きなカラダの変化はありませんでしたが。なにか気づきを得たいとか、知らず知らずのうちに、自分の気持ちに嘘をついて生きているような人とか。とても気づきを得られると思いました。
その後は夜通しで懇親会。
そのまま、次の日は面白いイベントが諏訪湖周辺でやっているとの情報をいただきまして。前日のイベントのメンバーと一緒に諏訪湖文化センターで開催された「長野県高校生プレゼンテーション大会」へ向かいました。テーマは長野県復興についてのことならなんでもOKとのことでした。どのプレゼンについても、とても興味深く。また最近の高校生はどんな子たちがいるのだろうか。っていうのもチェックで。
途中から観覧させていただいたので、その中で高校生のプレゼンを見ていて気づいた点をまずは少し。
自分の高校生の時だったらできんなぁ
・服装の乱れが何人か(シャツが出ている)
別にいいじゃんって思うのですけど、私も大人になったのかとても目につくようになりました。別に普通の学校生活の中でプライベートでシャツを出していようが、スカートの丈が短かろうが、勝手にやってくれて全然いいとは思いましたが。とても見苦しく、不快な印象を受けました。せっかく熱のこもった事を話をしているのに「これで発表を終わります」といったあとに、ふりかえると「びろ〜ん」ってシャツが出ている。シャツが出ているのは格好良いイメージなのはわかるけど、舞台の上ではとてもダサかったです。
・作りこんでありそうなパワーポイントが逆に見づらかった。
おまけで。これは完全にわたしの(なんちゃって)デザイナー目線から。多色使い、文字のサイズ、動き(actionの多用)は見づらく感じてしまった。これは作るのに時間かかっているだろうなぁと、わかるのですけど。やっぱりみづかった。
・自分はどうしたいのかの「気持ち・感情の部分」がもう少し
自分はこの活動を通じてどう思ったのか、どうしていきたいのか。皆やろうとしていることは素晴らしいし、熱意も伝わってくるのですけど。結局、話をしている本人の素直な気持ちを話すことほど、力強いメッセージはないと思いました。もちろんプレゼントしてまとまっているのはもちろんですが「感情を動かされてしまった」と思わせるには感情をのせないと弱いなぁと勝手に思ってました。
最後には、山田さんの30分のプレゼンがあったのですが。もうね。さすが!としか言えないような、印象に残る。感情に訴えるようなプレゼンでした。もし自分が壇上に立ったらどうなるのか、何を皆に伝えることができるのか。こんな風に私もできるのだろうか。なんて感情が湧いていまして、勝手に優劣を頭で考え始めてしまったのですが、私だったらどういう話ができるのかなぁと。
まだまだ色々ありますが、もちろん皆すばらしかったけど。高校生としては私たちの時代とそれほど変わらず。私もこんな時代があったのだなぁと。いろいろ思い出させてもらいました。プレゼンって正直。苦手意識がある?というか、うまく出来るイメージを持っていないので、それだけでも「おお、すげ〜」って感心していたのがホントのところです。
とまあ、急に長野におじゃましてきましたけど。予定も決めずに流れで動く感じが最高でした。それも初めてイベントで出会った人とノープランでご飯食べたり、散策したりすると、まあ楽しい楽しい。ここ最近「話しすぎてしまう」ことについて、どうにかしなければ!って書いておったのですけど。やっぱり今回もたくさん話をしてしまった・・・。いつも「葡萄」と「おじい様たち」としか関わっていないので、同年代の人とか面白い人にあうと、話をたくさんしたくなってしまうのはしょうがないよなぁと。これも語ることのできない寂しさから来ているなぁと、独り感じておりました(ごめんなさい)
2日目の昼食は再び下諏訪で昼食を
ガレット。とてもおいしかった。
日曜は昼食ではたくさん注文して、たくさん食べ物を食べさせていただきまして、最高に栄養をつけて山梨に変えることができましたのがありがたかったです。今日の仕事中。ずっと「ぽんぽんぺいん」だった事は内緒です。