ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

大きな不安は小さな不安から

今朝の静岡はだいぶ冷えていたようで、朝はなかなか寝床から出ることができませんでした。それでも今日は朝から大事な用事があったので、しっかりと朝食を味わって噛み締めて食べてからお家をでました。ちょうど家を出る時間は通勤の時間帯なので、のんびり自転車にのって、気持ちの余裕を持って向かいます。

 

目的地に着いたら、もう言われていた時間。そのまま奥に案内されてすぐにスタート。そこからはもうね、じっと耐えながらその時間を過ごします。高い金属音と、削れる音を聞きながらぎゅっと握った自分のベルトの手がその間離れることはありませんでした。バキッ!っと鈍い音が聞こえてからもう、あとは破片を取るだけ。正味15分くらいでしたがすごく長い時間に感じられました。いい歳になっても怖いものは怖いのですよね(だってビビりですもの私)しかし、小学校低学年からずっと、同じ歯医者の先生なので怖いけれども抜群の安心感。とても上手い先生なのでいつも本当に助かりますね。

 

そうそう。今日は親知らずさんの抜歯の日だったのです。だから朝食は味わってね。下から上に生えれば良いものを、なんとも親知らず恩知らずで横に水平に生えてきていたのですよね。もう奥歯との隙間がなくなってしまったので、なくなく今回の抜歯に至りました。過去も歯を割って抜いたことはあったのですが、今回はなんとも6つに割って抜いていきましたのでウィンウィンとドリルが大活躍。衝撃も結構なものでした。あとはあまりキレイな話ではないですが、やはり大きな歯と歯の隙間にはいらっしゃいと言わんばかりに、色々なものが挟まっていくので、しばらくずっと楊枝がないと・・・だったのですが。これで晴れて卒業できそうですね(ありがたや)

 

今は後から来る痛みと、麻酔後の不思議な感覚がお口の中を支配しているのですが、これも日に日に薄れていくことでしょう。しかし残念なことに、抜歯後の傷口が大きいので糸で縫われてしまった挙句。やっぱり一週間くらい飲めないというか、先生の脅迫されているので(あたりまえですが)おとなしく従います。とは言っても美味しいイベントが来週は盛り沢山で後ろ髪をひかれるのですが我慢我慢ということで。

 

 

さてさて。今回の親知らずの抜歯。笑われるかもしれませんが自分の中では大きな不安の一つでもあったのですよね。以外と不安というかマイナスな思考ってしないのですけどね。移住してからなかなか、抜歯できる機会がなかったのでいつまでたっても抜けないので、いつ抜けるだろうか、そのまえに虫歯にならないか。抜くときは絶対に痛いだろうなぁ・・・って。一度考えてしまうともうね、四方八方に思考が広がっていくのです。

 

そうなるとどうでしょう。別に普段は気にもしていない健康面の不安に移行してきます。しばらくカラダのある箇所に違和感や痛みがあったことを思い出して、やばいな健康診断に行った方がいいかな・・・。もしかしたら健康診断いったらそのまま手術とか嫌だようなぁ(ありがたいことに、過去にいきなり初診からの当日手術の経験が2度ほどあるので)どんどん不安が出てくるのです。

 

またまたそうなってくると、もしカラダに異常があったら今の生活も続けていけない。やっぱり地元に帰らなくてはいけないのかな・・・。もうね。その思考力はアイデアをだしたり、創造性の仕事に使えよって思ってしまうくらい(多分ものすごくやりたいこともうまく進むと思う)

 

まだまだ、想像したことは山ほどあるのですけどね。最終的には「絶対に起こらない」ことまで想像できてしまうのです。人間の想像力はすごいですよね。そこにはフローの時のようにもしかしたら不安を考える時にも、ものすごい集中力を発揮しているのかもしれませんね。とはいえ、人によっては時間が長く感じられる人もいるかもしれませんが。

 

小さな不安でも、ずっと考えこんでしまうと、その先には何もないのにまるでその小さな不安の先に紐付けされた大きな不安を引っ張ってしまうようです。

 

よく友人から相談受けたり受けるときに。不安からくる悩みって多いと思うのですが(勝手な自分調べ)

 

で、だいたい聞いていると共通点がある場合があって。

 

「不安がどこからきているかわからない」

 

ってことが往々にしてあるんですよ。

 

話を聞いていると別にそこまで深刻でないのに、大きく不安の事を話するのですよね(って私もその傾向あります)で、話を分解してみると、それって不安なことなの?って感じる内容のものがあり場合があります。で話をしていくうちに「あっ。べつに不安に思う必要ないねこれ」っていう場合もあります。人に話すと悩みや不安が軽減されるのではアドバイスの影響もあるかもですけど、聞いてもらう、話している本人の頭の中が整理されて、「不安の元」を発見できるからという事もあるかもしれませんね。

 

で、その「不安の元」を解決すると「あれ、全然大したことじゃなかった」って思える事もあるかもしれません。というか、その「不安」すら忘れてしまうかもですよ。

 

 

と、私が勝手に思っていることをずらずらと書き連ねましたけど。とにかく親知らずさんの呪いからは解放されました(いやぁ、まだお口中が変です)大げさにいえば、これでなんでもまたできるぞ!って自信にもなっているから面白いものですよね(私の頭の中)

 

不安から深刻に想像することがあっても、その想像したことはほとんどやってこない!って思っていれば少しは気が楽になるのではないでしょうか(というところでいかがでしょうか)

 

 

さて、急に話が飛びますが。昨日はお祝いでした。なかなかお家で祝い事ってしないのですが、家族が離れて暮らしているのでお家で11月生まれの小さなお祝いをしました。

 

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私を含めて私の家族は7人中4人が11月生まれ。今ではなかなか皆が揃うことがないので良い機会でした。歳を重ねるときには祝ってもらう形になるのですけど。最近はそうではなくて、これまで関わってきてくれた人たちのおかげで今の歳を迎えられたのかなと思うことがあります。誕生日には自分が祝ってもらうのではなく、皆さんにお礼をするのもいいのかもしれませんね。(えっちゃんにはいつもながらお気遣いいただきました。感謝です)

 

抜歯後の痛みに耐えつつ(ええかん、しつこいですね)これから山の奥に帰ります。

 

いやぁ、静岡より寒いよ。絶対・・・