ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

その人の過去はしらない、わたしの過去もしらない

だから決めつけてしまう。こういう事をするあの人はこうなんだって。あのような人だからって。あの人はこういう事をしているから○○の用な人なんだって事。だってそれしか知らないから。目の前で起こっている事は必然だとは思うけれども。それは私(あなた)があなた(私)の過去を知らないから。そういう事なんだと思う。

 

私も人間なので苦手な人、嫌な人がどうしても出てきます。やっぱりそれは私の目でみたもの、聞いたものということで私の視野に入る部分判断しちゃっているんだけれど。それってなんかもったいない事だなと思って。

 

こう考えるきっかけが合ったのが、祖父と話をしたきっかけから。うちの祖父はどちらかというと無口な方なので、なかなかゆっくり話す機会もないんです。でも今日は一緒にご飯を食べてて、その時に自分の知らない過去の話を聞いたんです。実家がたった経緯、私が生まれてからの経緯、こういう事で昔は苦労してきたんだよって話。だからうちのばあちゃんは今こういう事なんだよって話をしていました。中には始めて聞いた内容の話もありました。

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 普段の私に大しての祖母の優しさ、おせっかいはここから来ているんだってこと。なんか話を聞いていたらなんか考えさせられてしまって。色々回想しています。うちの祖母がなんで私に対して食べ物をたくさん与えるのだろうか。用もないのに自分の所にたくさんくるのか・・・。子供の時はしつこいなぁってずっと思っていたのが正直なとところで・・・でも歳をとって、親達の気持ちも理解してきたかなとか・・・、しかしまだまだ甘かったですね。なんか今日話をしていたらそれ以外にも色々思う部分があるんだなぁと。やっぱりどうにか楽をして暮らして行けるようにって思っている事。苦労をさせたくないんだって事がすごい伝わってきました。

 

こう考えてくるとやっぱりそれを形にして返したいですよね。

 

自分の知らない過去をしると、そのバックボーンが見えてくる。第一印象とかでどうしても人の印象を決めつけがちですけど。そこには隠れた優しさが見え隠れしているのかもしれません。表面上のだけの判断ではなく相手が今どういう状況なのか、どういう気持ちなのか。どんな時でも持ち合わせる技量をもちたいものです。