ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

トマトケチャップ

一週間とちょっとくらい。トラクターに乗ったり、ブルブル腕を震わせながら畑の耕起をしておりましたが、一通り終えることができました。ぶどう畑は同じ地域とは言っても数キロ圏内で分散しているので、様々な畑を耕起するのですが。どの畑も全然感触というか手ごたえが違うんですよね。単純にいえば、耕しやすいか、耕しやすくない(土が硬いとか)なわけでなのですが、土だけとっても個性があってまた面白いなぁなんて。

 

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とは言ってもお硬い畑が多くてですね。なかなか機械の刃が入らないので難航しました。前日冷え込んだ畑。長年耕起していない畑。あまり草を刈らない畑。こんな畑はなんとも力を入れても、なかなか耕起できなくて。表面上の浅い部分だけがほんのちょっと耕された程度。人それぞれ耕起、不耕起って好みはあるのだろうけれど。地面ってこんなに固くなるんだなぁと、実感しながら黙々と作業の毎日でした。

 

 

 

耕起するというのは、固まった土、表面に生えている草なども丸ごとかき回すわけで。酸素とかが供給されていいみたい。ある意味単純作業なわけですが、ぼーっと作業をしていると、なんだか自分の凝り固まった頭と、そこに生えていた雑草たちが見事にかき回され、耕されたような気がしてしまい。いろいろな知識を頭に入れるのは、なんだか肥料ばかりあげているようで。なんだか栄養過多。その栄養をたくさん吸い取ってくれる種をもっと蒔かねば。それとも苗を植えるのか。いろいろ考えさせられるような気がしました。とりあえず今できるのは深呼吸で脳に酸素を送ることくらい。

 

 

考えていても腕と、機械は黙々と地面を耕起していって。耕起した畑の上を歩くとふわふわというか、足がすこし沈むくらいにほぐされて、柔らかくなっていて。なんだか嬉しくなりました。それに反して、年に一度の作業で慣れないからか、肩と首周りが徐々に徐々に凝り固まっていったようで。ずっと重い感じです。葡萄の棚の下で中腰で屈みながら、耕運機を抑える分、土は柔らかくなっているはずなので。これも心地よい疲労感なんでしょうか。

 

 

 

そうそう、ここまでのお話は葡萄ばたけのお話で。野菜畑の方も稼働し始めました。前年に植えているものは、にんにく、たまねぎ、ほうれんそうの三種類なのですが。まあなんともほうれんそうは、大きくなる前に雪に当てられてしまったせいか。成長が芳しくなく。ちょっと厳しそう。にんにくとたまねぎも前年に比べるとちょっと勢いがないかなぁのそんな感じ。

 

 

今年はジャガイモから植えようと思っております。すでに種芋は用意済み。ということで、こちらも一生懸命耕起してきました。始めにスコップで全体を掘り起こして。そのあとにレーキできれいに整えてきました。堆肥はまいてあるので、あとは石灰を撒くだけです。なんやかんやで野菜畑は三年目なんですよね。素人野菜ですけれど。

 

 

去年はちょっと多くできた野菜は、ご近所さんにあげたり。親しい友人に押し付けがましく送ってみたり、兄弟に送って。その反応をみて。なんとも自己満足に浸っていたわけなのですが。もうちょっとレベルアップしたいなぁとも。私の悪い癖は、とりあえず面白そうな苗があったら買ってしまう。必要以上に植えてしまって、消費できなかったとうことでした。特に空芯菜ゴーヤちゃんは結構たくさんできてしまって。食べきれない感じになってしまったので。反省反省。

 

 

今のところ、大玉のトマトさんは一度も収穫したことがないので。今年は収穫までいきたい。収穫前に落果するか、青虫さんたちのご飯になってしまって。なんとも苦い思いしかしていないので。とにかく収穫をしたい。そうして今年は自分でとったトマトでケチャップをつくる野望を抱いております。ケチャップ。ケチャップ。ケチャップ。というか。それが至上命題でして。

 

 

とは言っても一様意識はしていないけれど。無化学肥料、無農薬でやっているので。ある程度は許容しておりますが。あまり欲を持たない私も。もう2年連続で失敗していると。欲も出てくるから不思議ですね。みなさん自分で野菜畑を始めるとのめり込む理由がわかります。私はちょっと早いかもだけど。

 

もうちょっとだけ。野菜畑が稼働するまで猶予があるので。のんびり楽しみながら年間の栽培計画を立てたいと思います。続きは夢の中で。明日はナポリタンかな。