ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

居場所を探したり、つくったり。

土曜日は雨降りでした。もうすぐすももの出荷が始まるということで。午前中はもろもろの準備をして午後はお仕事がお休みになりました。なかなかゆったりする時間がないので、ここぞとばかりに収穫していた野菜をまとめて漬けたり、おすそ分けして。加工中に出た野菜の端材ももれなく刻んでいためて。久々におうちでゆっくりと昼食をとることができました。

 

その後はなかなか手をつけられていなかった依頼の考案やら、郵便物の差し出しとか、お掃除とかをしていたんです。こうしてずっととりかかれなかったタスクをこなしていって、なんとももやもやしていた気持ちがスッキリ!ちょっとコーヒーを飲んで一息入れましょうかね。とコーヒー豆をごりごり。ピュ〜っと火にかけたケトルが鳴き始めたタイミングでコーヒーをドリップ。牛乳をたっぷり入れて。よ〜し。続きをやろうかなぁって。

 

そうしてデスクに戻った瞬間、スマホInstagramの通知が入ったんですよね。おお。さっきあげた昼食の反応かしら?っておもってアプリを開いてみると。

 

 

さりげなくコメントが入っていたんですよね。

 

「今夜、nanodaで待ってます!」

 

・・・。ついにInstagramまで手が伸びてきたか・・・。

 

うぁ〜どうしようかなぁと。せっかくのお休みでゆっくりしたほうがいいよなぁと思いつつも。結局このタイミングでお誘いがくるということはなにかの縁だよなぁって。断る理由もとくに見つからず。とりあえず畑仕事で顔の周りとか、いちおうほったらかしている身だしなみだけは綺麗サッパリと整えてから、簡単なお泊りセットをもって向かいました。そう塩尻。なんだかんだ言っているけれども、行く選択をしているのは私自身なんですよねって。

 

 

【7月9日(土)18:00-23:00】 ゲストと7月のお誕生日会なのだ!ーツルハシブックスの作り方なのだ!

 

 

ゲストは・・・・

 

ツルハシブックスの西田さん

 

www.tsuruhashibooks.com

 

まつもと空き家プロジェクトの増川さん

 

matsumoto.keizai.biz

 

どんなことをされている方達なのか。それは興味のあるかたに見ていただくとして。なんとなくおもったことを。

 

最近は自分がおしゃべりがとまらない人間だということを自覚し始めたので。今回はじっと堪えて?皆の話を聞いていました。どんな風に聞いていたかというと。

 

「最近の若い子たちが貢献したい、何かをしたいという気持ちはどこからくるのか?」

 

そんなことを考えながら聞き耳を立てていると。

皆にとっての本屋さんについて語る場面になっていました。

 

本屋さんの良いところや、各自の独自の見方を聞いて「なるほどなぁ」と思ってふむふむと唸っていたところ。

 

「書店って買わなくても、その場にいて良いというか、いていいんだって思える」

 

そんな話をしてくれた子がいました。

 

他の話の流れを含めて思ったことなのですが。

 

今は色々な情報がネットにも、スマホにもあるし、物理的にも結構満たされているからこそ、自らが面白いことをやろう!という「若い子たち」が増えているのかな?と思っていたのですけど、意外と自分の居場所がないと感じている子が実は多いのかな?ってなんとなく感じたのです。

 

そこで私は、

 

「やはりココロのどこかで満たされていない部分があって、それは一種の承認欲求に近いもので、周囲に目がいっているようで結局一番は自分の親(兄弟、親しい友達など)に向かっていると思うんです。認められたいというか、必要とされたいんのではないのでしょうか」

 

「そうして何かをするごとに、親の様子をうかがっているように見えます」

 

 

こうして切り出してみると。興味深い話を聞くことができました。

 

「似たようなことがあって。なにかのボランティアで最後まで残っているのは、無職の人やニートの子達が多いんですよ。ふだん居場所のない人はそこに居場所をみつけるのかもね」

 

 

きっと本来の居場所を担ってきたのは、間違いなく家族の住む家、近所付き合い、まちのコミュニティだったと思うのですが、それもいわゆる「昔」の考え方なのでしょうか。そうして少しの勇気と、行動力のある人現れて。居場所をつくると、あっという間に人が集まってくる。いろんな人がそこに集まっているようにも感じるけれど。そこで最後まで残るのは似た人達、そこに居場所を見出せた人が大半を占めていきそうです。

 

 

書いていて思ったのは、ずっと「自立」という「個」に向かっていた意識が急速に戻りつつあって。新しい事をしているようで、実は自ら離れたり捨て去っていったはずのコミュニティの再構築をただしているだけなんじゃないかとも。

 

 

 

まあ、いつもながら頭をこねくり回しすぎてまとまってませんが・・・。

(お酒が入っていたので、話の内容によっては私の脳内補完が多分に入っていそうです。あしからず)

 

 

 

さて今回も絶妙なタイミング。

 

本当かどうか。

 

「ちょうどInstagramをひらいたらリッキーの投稿だったんよね〜」

 

と、Y氏の談。真意はわかりませんが。いつもどんなに忙しい時でも私の雨のタイミングでちょうど時間ができたそのときに、さそいの手を入れてくる感じが、なんともいやらしくて、さすがだなぁと感嘆の思いなわけで。

 

生きているすべての人間の意識は実はすべてつながっている。

 

なんてことを聞いたことがあるので、それなら自然なことよね!と、帰りの車内で一人納得しながら、自分の山へと帰りました。

 

 

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朝。帰りに通ったの諏訪湖周辺はひんやり心地よい風が