ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

お酒を片手におしかけじょうず

なんだかんだ仕事をしようにも、雪降ったり、その他もろもろの理由でしばらく畑から遠ざかっています。急にできた時間ではありましたが、それであればなかなかお邪魔できていない方々のところへ行ってこようと思って、ここぞとばかりにいろいろな方に連絡を差し上げた次第なのですが、私の急なお誘いのタイミングに合わせていただいたり、お持たせには、山梨のワインを。ワインに合わせるバゲットはお宅にお邪魔する途中で美味しそうなベーカリーで。

 

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 姪っ子の成長は著しい。

 

私は人のお宅にお邪魔しては、キッチンを散らかしてくるのが定番と化しています。もちろん外で食べるのも、数十人が集まるイベントなどで食事を囲むことも、多くの方に出会えてとても刺激を受けますけど。初対面の方には、あまり自分からは話しかけることができない分、そんな自分に対して話しかけてくれた方にはとても嬉しいし、食らいつくように色々聞いてしまいます。一度仲良くなった(と私が思った)方にたいしては、しつこいくらいに話をしてしまう傾向もあります。だからこそ、家飲みといいますか、少人数でのんびり話を聞きながら過ごすのが、気持ちが楽だし、落ち着くのです。

 

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皆が揃う前に、お先に乾杯

 

自分の思った通りのキッチンの環境でないのもまたよいです。調理道具は置いてありませんし、常備してあるだろうとたかをくくっていると、冷蔵庫になかったりするんです。特に今回は包丁が全然きれなくてきれなくて(笑 しかし、自分の家にはないちょっといい調味料とか置いてあったりして「いやぁ、ここにこだわりを感じるなぁ」って一人胸が踊ることもあります。それがまた面白い。キッチンを使わせてもらうだけで、その人の生活感がわかるというか、より深くその人を知ることができる気がするんです。

 

 

調理の過程ですら、コミュニケーションに一役買っています。始めはなんとなく堅い話からスタートしています。しかし、材料を下ごしらえして、煮るなり焼くなりと過程が進んでいくと同時に話をしながら変な緊張感もなくなっていって、テーブルに料理を並べて、ワインを注いだ時には自然な状態で話ができていると(私はそう思いたいw)男女が一緒に料理をしながら交流するような街コン?なんかも最近ではあるようなので、コミュニケーションを図る上でもプラスに働くのでしょう。きっと。

 

 

そしてなによりも、私自身が充実感を得ることができます。それなりに数をこなしているので、ちょっとばかし美味しそうなものを作れてきていますし(上をあげたらきりがありませんが)自分が作ろうと思っている料理に合わせてワインもチョイスできます。また、人それぞれ嗜好が違うので、なんとなく好みを聞いてワイナリーや酒屋さんにおすすめ聞いて選ぶので、普段飲まないワインにも出会えます。それで、調子に乗って私の知ったかぶりの余計なウンチクがどっさりのって出てくるというね。いいんだか、悪いんだかw いつも快く聞いてくれて、本当にありがとうございます。またキッチンを散らかしても良いですよ〜という方おりましたら・・・w

 

 

山へ帰る前には、終電の時間をちゃんとみつつ、友人が勤めている某ビストロにお邪魔して、素敵なワインと料理を頼んできまして。特に、たっぷりのタルタルをつけていただいたカキフライと合わせていただいた、ビオのリースリング(記憶が正しければ)がもうどうにかなっちゃうよ!ってくらいおいしくて。こりゃあ東京に住んだら、エンゲル係数ばかりあがってしょうがないなぁと。やっぱり東京は美味しいものがありすぎて怖いですわ

 

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美味しいものしかない。

 

さて、結局お休み中は前述のワイン会、友人がビストロでお食事、山梨に戻ってきてワイン会。3日連続でワイン漬けになってしまって、肉体疲労がすごくて「これはもう若くないな」と。ということで、今日は一日中なんだか体がだるだるで、惰眠を貪っていたのですが、それも明日畑に出て、ぽかぽかの太陽と心地よい風に吹かれれば、スッキリすることでしょう。

 

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醸造家の皆さんと。