ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

忘れた頃に気づく「目標」と「達成」

二週間ぶりくらいでしょうか。体たらくにお正月を過ごしていた私には仕事始めはちょっとカラダが辛いかなぁ・・・。なんて思いながら畑に向かったのです。「今年もお世話になります」って話をしながら「よし!いざ新年初仕事だ」と思って葡萄棚の下に入ると、す〜っと冷たい風が通っていて、カラダがシャキッとします。ちょっと寒いかなって思っていたら、間もなくぽかぽかとした日差しが降り注いでいて「ちょっと暑いなぁ」なんて。動いているとちょっと汗ばむくらい。そんなことを感じながら作業をこなしていたら、いつの間にか1日の仕事が終わっていました。そこにはゆったりした時間がながれていて。そりゃあ剪定で指が痛くはなってくるけれど。カラダを動かしている方がカラダも気持ちもすっきりするものですね。

 

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休憩はゆったりと。

 

さて、新たな年を迎えて一週間立っておりますが。新年の目標や決意を私の周りでは見かけます。皆さんはどうでしょうか。年末年始に目標を立てている方もいれば、最近ではSNSのフィードに知人の抱負が流れてきて「よし!私も抱負を持たねば!」なんて方もいるかもしれません。新たな目標を立てることは私は良いことだとは思いますが。その目標がどうなったのか。振り返りをちゃんとするかしないかで。目標の意味合いがかわってくるかもしれません。

 

 

目標っていうと。

 

kotobank.jp

 

といろいろありますが。

 

行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準。「―を達成する」「月産五千台を―とする」「―額」

 

このあたりの解説がなんとなくそれっぽい。。

 

ここでは、どんな認識でもいいのですけど。過去に自分が立てた目標ってどうなっていますか。

 

  • 達成した項目はありますか。
  • うまくいきませんでしたか。
  • もしかして、立てた目標そのものの記憶があいまいで・・・。

 

年の初めに立てた目標がどうなったのかまで振り返りをすることができていない方も多いのでは?と人のことを言いながら、正直にいうと私もちゃんと振り返りをすることができるようになったのは20代後半になってからのように思えます(遅い!)だから私もすんなり答えられないことも多々あります。

 

 

目標をたてたら回収をする

  

目標の立て方やら、実現させるにはとか。いろいろな本がでているので私が書くよりも、そっちを参考にしてもらえればと思います。で、私の場合の回収はどうしているかといえば。昨年立てた目標を線で塗りつぶす、上から線で消す。それが終わったら新年の目標を立てるというもの。それだけ。それを5年くらい続けています。そうすれば達成できた目標が一目でわかります。

 

 

もうすこし詳細を書くと、来年のやりたいことリストをモレスキンの最終ページに書き連ねることをここ5年くらい続けています。それも100個のやりたいことリストを作る。初めた頃はいろいろと期限を書いたり、絶対叶えるんだ。と変な部分にチカラが入ったり、いろいろと思考を巡らせながら書いていたのですけど。そうすると変な理性が働いてしまって進まないので。「やりたい」って思いついたことはどんなことでも書くようになりました。

 

どんなことでもっていうと。

 

  • □□を買う。
  • ○○さんたちとご飯を食べる。
  • ○○さんに手紙を送る。
  • おいしかった料理をお家作ってみる

 

もうこんな簡単なことも書いちゃうのです。それにプラスして。ちょっとばかし私からするとお高い位置にある目標をつらつらと。

 

あとは・・・。あんまり立てた目標は気にしないようになってきています。ある本には毎日の通勤時間に手帳を見直せ。1日の終わりに見返す。書いてあることを何度も声に出す。なんてことがありましたけど。結構ハードな感じに思えるし。実際に私は続ける事ができませんでした。それでも実現していることは今年もあるわけで、一昨年書いた目標を見たら、そちらに書いた事の中にもいつの間にか実現していることがちらほらあったりするのです。

 

 

それを見て。

「おお。すごいなぁ。目標がいつの間にか達成しているよ〜」って一人モレスキンを見ながら喜んでいる私がいるんです。

 

 

見返してみたら、目標って全然達成した事がないなぁ。と思った人にはそれくらいが目標を立てるにはちょうどいいと思います。なんだゆるいなぁと言われる方もいるかもですけど。実際に目標は達成できるんだ。という潜在意識が生まれてくる事が大事だと思うのです。

 

 

 

自分を高めるもので追い込むものではない

 

目標をまめに見返して自分を追い込むというか、刺激を与える事も重要かもしれませんけど。帰って大きな目標であると逆効果に働く人もあるのでは?とも思うのです。例えばどうですかね

 

「年収を100倍にする!」とか(できちゃう人もいるのでしょうけど

 

うまく自分を高められる方は良いとして、目標に負けてしまう人も出てきます。何回もその目標を見ているうちに自分には無理かもしれない。これは達成できないかもしれないって潜在意識が働いてしまう事もあるかもしれません。そんなことを長い間繰り返していたら

 

目標 = 達成できないもの

 

と刷り込まれていってしまいます。

 

 

実現していることに目を向ける

 

100個も書いていたら、実現できなかったものにも目が行くことがあるかもしれないけれど。あえてそこは気にしないようにしています。数年後に達成していることがあることを知っているし。あとから考えてみると実現しなくてよかったという項目があるからです。

 

実現していることに目を向けることができると、次も実現できそうだなぁ〜実感を得ることができます。腑に落ちるというやつです。そんな循環が「目標達成」を呼び込んでくれそうな気がしてなりません。

 

 

 

 

いろいろ書いてきましたけど。あくまでこれは私の例。こうやって力を抜きながら目標を書いて、ゆる〜く見直していると目標がいつの間にか達成するんです。

 

「どうしたら目標を達成しやすいか」

 

そのやり方を知っていることがポイントなんだと思います。人間って面白いもので。達成できると思えればできるんですよね。いや達成できると思い込んでしまえばできるのかもと。方法ではなくて「できる」という実感なんですよね。好きな著者さんもこのようにいっているのですけど。

 

 

多くのことを実現できている人は目標を実現できるかどうかではなくて。

目標はすべて「予定」なんです。

 

 

 

自分の場合はどのようにすれば「目標を達成しやすいか」そうして自分の中をさぐってみるのも面白いかもしれません。

 

 

昨日は諏訪、塩尻、松本と足を伸ばして新年のご挨拶となりました。私のタイミングが悪すぎて「目標」の半分くらいの方にしか会えませんでした。自分の間の悪さを感じながら、最後は松本でおいしいガレットをいただきながら、やりたいことをリストを追記して家路に着きました。

 

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ネギのマリネがとにかく美味しかった。