よい。わるい。その後に
先週末は地元の友人の結婚式でした。それも参列するのは新婦側。小・中からの付き合いということになるのでしょうか。山梨に移住する前よく遊んでいたもので、よく街に繰り出しては夜な夜なお酒を飲んで、終電を逃して、タクシーで数千円掛けて自宅へ帰っていたものなのですけど。一緒に食事をしたり、急に呼びだされて食事に付き合わされたりとよく遊んでいました。時がすぎるのは早いもので、めでたくご成婚となったわけですけど、とてもおめでたいなぁと思いつつ、なんだか不思議な感覚になります。
それは学生時代を知っていることもあるからなのでしょうか。と、そんなことりよりも相談にのったりしていたこともあったし、大変な時期があったことを知っているので、本当に嬉しかったです。そして何よりも主役の二人のなんと笑顔の輝かしいこと。結婚式に参列するととても幸せをもらうことができて、幸福感にあふれた気持ちになるのが通例なのですが。溢れんばかりの笑顔も相まっていつも以上に満たされた気持ちで帰ることができました。
ファーストバイト
また普段会うことのない同級生にも会うことができたりして(テーブルは私以外は皆女性)、普段しないような話もできたり、過去にこの子はこんな人って勝手にラベリングしていたものも、実際に話をしてみると、面白い話が聞けたり。昔のまま変わっていない部分もやっぱりあったりして楽しいものですね。すでにお子さんがいる友人もいたので、母としての面も見えたのかもしれませんね。まぁしかし、結婚。私もよい年齢になってきたので、周囲からは色々と言われることもありますが。こればっかりは縁だと思うので。どうにもこうにも。色々な占術やら診断やらでは晩婚傾向とよく書かれていることもあるので、家族、友人には気長に待っていただければとw
さて、あっという間に12月になってしまいましたね。日中はとてもぽかぽか陽気が続いている事もあって。なんだか不思議な気分だったりするわけです。それでも山々を見上げれば標高の高い付近は葉がだいぶ落ちているようで、冬特有の物寂しい景色に変わりつつあります。農作業はぼちぼちというところで、棚の手入れや、老木、枯木などをチェーンソーでバンバン切っております。
そんなぼちぼちやっていたから、気が抜けていたのか、運が良くなかったのか。チェーンソーで30年ものの葡萄の樹を伐採しているときに、木片が目に入ってしまって。もう痛くて痛くて耐えられなくて。異物の入ったゴロゴロ感と目を開けてられない感じ。こんなにも痛いのかと思うくらいに。急いで水で目を洗浄したのですけど、全然解消しなくて。まずは師匠のお宅に邪魔をして、洗面所でもう一度目を洗ったのですが、全然取れません。
これはもう病院に行くしかない。と言うことで。急いで市立病院に。病院について。やっと痛みから解放される・・・と。安心したのもつかの間。入ったはいいものの、田舎町ということもあり、毎日当番制でお医者さんがいるらしく、内科の先生しかおりません。それでも師匠が掛けあっていただいて、目の洗浄だけでもやってもらうようにお願いしてくれました。そうして目の洗浄をとりあえずやってもらったのです。が、それでも解消されません。その後、目の中を見ていただいのですが、小さな棘のようなものが刺さっているように見える。眼科に見せないとダメだね。とのことで紹介状を書いていただいて、となり町の市立病院まで、車を走らせます。
そうして、となり町の市立病院について急いで眼科にあたります。涙ダラダラ、鼻水ずるずるの状態で、目を見ていただくと。まぶたをひっくり返されて刺さっていた棘をピンセットで抜いて頂きました。もうね、私はビビってしまってちょっと触れられるだけでも、顔が自然と後退してしまって、あまりに逃げてしまうので、お医者さんにもちょっと怒られてしまいました。(ビビり丸出しでした)
その後、視力検査やら、眼底検査やら。いろいろやっていただきまして。眼の表面に傷があるようですが、処方された目薬を毎日していれば治癒するでしょう。ということでした。ようやく目の痛み、違和感から解放されることとなりまして、眼もそうですけど、心も落ち着きました。
早く治ればいいなぁ。
粉塵が飛ぶような作業をするときにはちゃんと、保護メガネもしているし。更にその下には普通の眼鏡もしていたのですけどね。どこから入ってきたのかはわかりませんが、もう一度作業するときにはしっかりした装備をつけて仕事をするのはもちろん、もっと気を引き締めて仕事をしなければなぁと。改めて思いました。
さて、そんなこんなであっという間の1日だったのですけど。家に帰ってから一息ついて振り返ってみると、小さな発見があるものです。
目が開けられないほどに、痛かったのは事実なのですけど。ビビリな私はすごいもので色々な事を一気に想像してしまったのです。
- 眼が見えなくなってしまったらどうしよう。
- 目の棘が取れなかったらどうなってしまうのだろう。
- もしかすると、手術になるのかな。
- 目が見えている中で処置されるのは、とっても怖いな。
- しばらく仕事ができなかったら迷惑をかけてしまうよなぁ。
- ちゃんと保護メガネをつけていたのに、なんでこうなるんだ。
- 今日はツイていない。
まあこんなところでしょうか。頭のなかに思考が駆け巡ります。
恐怖一辺倒で、ビビリな私の特徴を見事に表しているかのような感じです。しかし病院を出てからはどうでしょうか。
- これくらいで済んでよかった。
- 保護メガネをしていなかったら、もっとひどくなっていたかもしれない。
- 仕事にもっと緊張感を持って望まなければ。
- これで私の中にあった悪い気が抜けていったかな。
- 怪我をした時には、こうやって病院をまわるのだな覚えておこう。
- 国保に入っていてよかった。
- 師匠にもっと感謝をしなければ。
恐怖や怒りでいっぱいだった気持ちは、どこかへ消え去り。良かったこと、これからこうしていこう。という方向へと気持ちが切り替わっています。もっとよく言えば最近持っていた停滞感も何処かへ飛んでいってしまったかのように。だってとっても痛かったし。そんな痛みの中では、なんとなく頭のなかを漂っている中途半端な停滞感なんて頭のなかからはじき出されてしまいます。
過去にも触れたことがありますが。悪いことが合った時や、怒りがときた時には「普段自分の中に知らぬ間にためてしまっているものを吐き出したんだ」と最終的にはそこに落ち着きます。また、悪いことばかり想像してしまう癖をもった人がいるけれど、自分が頭のなかで想像した悪いことの殆どは現実には起こらないと思います(経験則から)
ちょっと強引に書いてしまった感がありますが・・・よいことの後には悪いことがおこったり。逆に悪いことが起きたということは、将来起こるであろういいことの前触れだろうと思うようにできれば、変に調子に乗ってしまったり、落ち込んだりと気持ちの変動の起こすことなく。生活できるのかもしれません。
いやぁ・・・。眼科ってすーぱー怖いね。しばらく行きたくありません。