ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

休日も畑の上

相変わらず急なお休みには予定を入れることができません。雨予報も外れていて、結局今日は晴れ模様でしたがお仕事はおやすみでした。午前中は借りている畑の野菜の様子を見に行きつつ、雑草を抜いて、畑を耕し、水を上げてきました。なんか葡萄に関わるより身体を使うので肉体的に来ますね。日中の暑さがあるにせよ、ちょっとクワを振り回すだけでクラクラっとね。

 

ちょうど畑を耕し終わったら、ちょうどおっちゃんが来て「売り切りで野菜の苗が安く売っているから見てくるといいよ」って言われたので、一度畑を離れて苗をひと通り見に行ってきました。野菜って当然ながら蒔きどき、苗を定植するにも良い時期があるんです。大体夏野菜とかって私がみた印象だと、4〜6月くらいが適性の時期のようで。6月に近くなると、もう野菜を植える人が少なくなるのでめっちゃ安くなってます。トマトとか、200〜300円の苗がなんと「10円」とかで買えちゃうのですよ。

 

これだったら失敗してもいいから、やってみよう。と思ってすでにミニトマトを植えているにもかかわらず、10円のトマトの苗を2つ購入してしまいました。そうしてそのまま畑に戻って苗を植えてきて、お水をたっぷり上げておしまいと。お休みの時は昼間に畑に行きましたが、仕事終わりもこうしてほぼ毎日野菜畑によっているのですけど。まあ楽しいこと楽しいこと。都市圏で今まで全く土に触れてこなかった人が、貸し農園を借りてまで野菜を作ったりする人が増えてきていること。田舎のおじちゃん地が暇さえあれば畑で作業していることの理由がようやくわかってきたように思えます。楽しいのですよ。やっぱ。

 

百聞は一見にしかず。人から薦めらても話を聞くだけではわからないものです。興味を持っていない分野だったらなおさらです。実際に見て、触って。五感を使って体験してみることでイメージが一新されることは多いように思えます。よく私は車の話で、車にお金をかけるのはありえない。っていうのですが「いい車」というものに乗ったら乗ったで、考えが変わるかもしれないわけで。何事もそうですが、聞くだけで終わらないようにしたいもの。

 

 

さて、実はトマトの苗の他にお家用にパセリを一株買いました。イタリアンパセリ(以後イタパセ)が薹立ちしてしまい役目を収穫の時期を終えたところだったのでベストなタイミングでした。何に使うといえばミルク系のスープにあわせるのです。ワンランク美味しさがアップするのですよ。摘みたてのパセリは香りがよりさわやかでもうたまりません。今回買ったパセリ(縮れたやつね)ってアメリカとかではメジャーらしいのですけど、ヨーロッパとかでは、イタパセのほうが常用されているようで。原種に近いのはイタパセなんですってよ。初めて知りました(なんのこっちゃ)

 

畑のおやさいばかりに気が移っておるように見えますが、しっかりお家のベランダ菜園も順調そのものです。すくすくと、いやいや、ぐんぐん伸びてます。夏ってやっぱり植物にはよい季節なんでしょうね。成長の速度が桁違いですから。アイコさんとかつい最近植えたばかりな気がしたのですけど、私の身長をすでに超えていますからね。洗濯物を干すとあたっちゃってちょっぴり困ってます。

 

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足の踏み場もないよ。

 

そんなこともあって、午後はちょっとお部屋の整理と掃除をして、後はベランダ菜園の整理と植え替えとかしてたんです。そうしたらいつの間にか15時を過ぎているっていうね。毎日農作業でお天道さまの下で葡萄に関わっているわけですけど、とうとう休日まで畑仕事をして1日が終わってしまうというね。経済活動としては周りの人を喜ばすことができていないので、付加価値は低いのでしょうけど。普通に田舎で自給自足するのであれば、それはそれで幸せなのかもしれないな。とも感じてしまうということで・・・ちょっと現代の日常からますます離れてしまっておる気がするよね。

 

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新入りのパセリ君。

 

今は葡萄の繁忙期というか、シーズンなので、遠くに出かける事ができないから野菜の栽培はちょうどいいと。やっぱりこれもどこかで役に立つ日が来ると思うので。楽しみながら栽培に関わりたいものです。

 

しか〜し、直近でもお誘いを色々頂いているのですが、なかなか伺えなくて申し訳ない所。そうして「行くいく詐欺」になってしまい、消化できていない約束ばかりが積み上がってしまっています。数日のお休みが出来ましたら、馳せ参じますので、もうしばし、お時間をいただければ幸いです。