ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

トラブル・トラブル・トラブル

二度ある事は三度あるといいますが。ありますね。ほんとに。

 

今日は防除の日。朝からカッパ、防水ハット・手袋、防塵マスクを装着し、スピードスプレーヤーにのって畑から畑へ駆け回っていました。というか、駆けまわる予定でした。

 

ことのはじめは開始15分でおきました。今日の予定はすももの畑からスタートだったので、噴霧しながらすもも畑の中を走らせていたのところ

 

「うぅぅぅん」

 

とエンジンが急に力なく止まってしまいました。なんだ?おかしいなぁ。と思ってエンジンを再度掛けようとしたのですが、まあかからないかからない。・・・これなんかヤバくね?

 

と思って、すぐさまお師匠さんに連絡「すぐにいくから待っていて」とのことで、待つこと30分。お師匠さんが到着しました「急に止まったのかぁ、ん〜。わからんね」とのことで、農機具の業者さんに電話して、その場で対処していただきまして、なにやらバッテリーの不良だったとか。再度エンジンがかかりまして「今日は多分動いてくれると思う」とのことだったので、再度

すもも畑を回ろう!と思って、意気揚々と再スタートをきりました。

 

そして、撒き終わってすもも畑を離れようとしたところ。

 

 

「うぅぅぅん」

 

 

ん?

 

またエンジンが止まってしまいました。何度やってもエンジンがかかりません。

 

「まじかよ・・・、またエンジンがかからん」

 

f:id:riki-yan:20150521224846j:plain

茂みにハマったかのよう。

 

気が重いところをふりきって、再度お師匠さんに電話「やっぱりだめか、バッテリーを変えてもらうように業者さんに来てもらうから、畑で待っていて」そして40分くらい待っていたところ。業者さんが到着

 

「SSはね、ファンを回すだけでも10Aもってかれちゃうから、バッテリーに負荷がすごいかかってしまうんだよ」

「なるべくスロットルを回して上げて充電するようにここがけてください」

 

そんな説明を受けながら、これで今日は安心して畑を回れるなぁと思っていたら、時間をかなり消費していたらしく、ここで午前中は終了。こんなもんだよなぁと。ここでお昼休み。気持ちを充電して、午後には効率よくチャチャっとやってしまうぞ。と。そのまえにとりあえず、昼食をゆっくりと。

 

午後スタート。舞台はぶどう畑に移り「いやぁエンジンのかかりもいいし、いい感じだなぁ」って散布をしていたんですけどね。またエンジンが

 

 

「うぅぅぅん」って。

 

 

うっ今度はなんだ・・・。

 

 

そうしたらなんか、エンジンルームから白煙が上がっています。しかももくもくではなくてぶぉ〜って。そう。

 

「ぶぉぉ〜」

 

って出ているんです。これはもっとまずいのではないか・・・。と思って。めちゃくちゃ気が重いながらもお師匠さんに電話。

 

「ん〜。動かさないほうがいいね。業者さんを呼んで引き取って直してもらうよ」

 

とのことで、再々度待つこと一時間強。業者さんが来てSSを引き取って行きました。

 

2時間もかからず終わる畑が6時間かかり、3分の1すら行程をこなせませんでした。ん〜なんといいますか、ここまでトラブルが重なる事って久々だったので。とても精神的に疲れてしまった。というのが正直なところです。その分、こういった問題に直面した時の私の心の動きが理解できたので、いい経験になりました。

 

 

  • 1回目 「まあしょうがないよね」

 

  • 2回目 「おいおい、またかよ。どうなってんだよ」 修理してもらってからものの10分で止まってしまった時の気が重さ「また電話しなくてはならないのか・・・」って電話をかけることに抵抗がすごい。指がなかなか動かないのですよ。申し訳なさすぎて。ここが一番疲れました。

 

  • 3回目 「今日はそういう日なのね」とあきらめモードに。

 

結果的には私が何かしてしまったとかでなくて、機械的な原因だったそうなので。ちょっと安心しましたけど。やはり今回の場合は、お師匠さんに何回も電話する事+業者さんになんども往復してきてもらうというのが、もう心苦しくて。悪い事をしてしまったなぁという気持ちが強かったですね。そして「なんでこんなことになるんだよっ」という怒りに2回目のときは完全に負けましたね。怒りで全身が支配されてました。ようは「受け入れること」ができなかったので「俺のせいじゃない」「なんでこうなるのだ」って頭のなかでどうどうめぐりするわけです。

 

3回目になると、もう考えてもしょうがないやってなりました。この時にあきらめという表現を書いてますが、捉え方によっては「目の前で起きていることを受け入れる」事ができたのかもしれません。そうした瞬間に程よく肩の力が抜けて、気持ちが楽になった気がします。

 

 

なんかものすごい大変な事を起きたかのように書いていて、別にたいしたことないじゃん!と振り返ると思うのですが。急に思わぬ出来事に見舞われて、ストレスが掛かった時。本当の自分がでますね。人はそこで試されているのかも?なんて。普段あんまり怒りの感情が出てこない分、ここぞとばかりに怒りが溢れてしまった感じです。まだまだ修行がたりないなぁと。そんなことを感じた1日でした。

 

 

いやぁ、しかし本当に大変だった(大変ってあまり使わないのですけど)

 

 

帰りはココロを癒すべく、先日植えた野菜たち様子を見に行きまして。水をやりながら一人癒やされていたのでした。