ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

感謝のエネルギーってすごい

とうとう日中になると30度を超えてくるような季節になりましたね。普段から表にいるので大丈夫だろうと思っていたものの、やっぱり暑いと体力の消耗をリアルに感じますね。私はそんなことも構わず、休憩中でも日の当たるしたで座っていたのですけど、一緒に作業をしている方から「休憩中くらいは日陰にいたほうがいいよ。全然違うから」と言われるくらい。なんか今の時期から日陰ひかげ〜ってやってしまうと、真夏の時にはもっときびしいよなぁとも。どれだけ暑くなるのでしょうね。今年。

 

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葡萄は順調に生育が進んでます。 

 

さてさて、前日ちょっと書いた記事にでてきたおっちゃんの話なのですけど。

 

sasariki.hatenablog.com

 

今日は向き合いながら葡萄の誘引作業をしていたので、話をしながら色々と伺っていたらですね。なにやら住んでいるところが私の住宅から近くて、しかも近くで土地を借りて野菜を植えている話を聞きましてね。私もベランダですけどトマトとかハーブを育てているのです。って言ったらですね。なんか盛り上がってきまして。

 

「何をつくっているんですか」

「楽しいっすか」

「普段は水だけ上げていれば大丈夫なの?」

「何が一番作りやすい?」

「なにもしないと虫とかわいてきちゃうんでしょ?」

 

って矢継ぎ早に聞いていたら「おお興味あるなら、ちょっと見にきなぁ」って事になりまして。畑に伺ったのですよ。家庭菜園だよって言いつつも、じゃがいも、玉ねぎ、かぼちゃ、ピーマン、トマト、にんにく。その他もろもろ。なんか思っていたより規模が大きくてですね「めちゃくちゃ、やっているじゃないですか!」なんて驚いていたら「おお、そだそだ!隅が開いているからな。野菜植えろし」って展開になりまして。なんかそのままの流れで畑の一部を借りる流れになったのですよ。

 

そうと決まれば、昨日の今日の話でしたが、仕事の休み時間に近くの竹やぶから、支柱用の竹を取ってきて。仕事の帰りにもう苗を買ってきてしまいました。特にこだわりがないのであれば食卓に並ぶなぁと思う野菜を選んできました。ピーマン、カラーピーマン、ししとう、小布施丸なす、ミニトマトのご種類。お家に帰ってきたら荷物をおいて、炊飯器のタイマーを入れて、10分先の畑まで苗と竹とスコップとジョウロをもってうきうき気分で歩いて向かいました。

 

 

いつもプランターの上では多少作っていましたけど、やっぱり地面に直接植えるのとは違いますね。安定感があるというか、安心感があるといいますか。「地に足をつけて〜」なんて言葉がありますけど、まさにその感覚。地面の土の上に足が付いているというのは、地球とくっついているのですよね。一体化というのは大げさな表現かもしれませんけど。葡萄をやっているのとはまた違った面白さを感じずにはいられませんでした。

 

おっちゃんが「野菜なんかな、普通に買ったほうが安いにきまっているよ」とかいうんですけど、それでも畑で土をいじっているわけで。と言うのは結局面白さというか楽しみがあるからなんでしょうね。もしかしたら心の浄化もできているのかもしれません。とまあ、畑にしゃがんでシャベルで土を掘り起こしながら、ひとりにやにやしながらそんなことを感じていました。

 

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いや、苗を植えるのは楽しいよホント。

 

先日ブログに対してのコメントをいただいたのですけど。それを実践してみたらというか、相手に対して感謝の気持ちをもってみよう!って思った矢先の「畑を貸してやるよ」という出来事。自分の捉え方を変えてみたら?感謝の気持ちをもったから?理由はわからないのですけどね、相手にも自分にも感謝の気持ちで満たすことで、こうも面白い展開になるのかと。よりびっくりしました。感謝って大事です。

 

まだほかにも畑には土地が開いているので。せっかくなのでほかの苗も植えちゃおうかなとか思っているけれども、近くのお店にはズッキーニおいてなかったし・・・。どうしようかなぁと。ますます頭のなかがいっぱいですからね。本業は葡萄だよって言い聞かせつつ。もうちょっと楽しみながら悩んでみたいと思います。