ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

負の言葉の嫌な感じ

冬から春の間は師匠と二人で農作業をしてきたわけですが、今週から助っ人が増えまして四人での作業になっています。雨も時々降っておりますが、それもぱらつく程度で昼間は晴れている日が続いております。そうなるとやっぱり葡萄の成長もそれに伴って順調に推移をしておりまして、作業が遅れないように必死についていっています。ちなみに今週からは雨よけのビニール掛けがピークを迎えている感じです。

 

葡萄になんでビニールがけをするのかってところなんですけど、雨と湿気が天敵だからなんです。(果樹全般そうかもしれませんが)葡萄って粒が密集しているので、雨に濡れると乾きづらく、それが原因で病気になったりするのです。わかりやすく言えばカビがはえるといいますか。糖度が高い葡萄ほどそれを栄養にしてカビ等が発生しやすいのです。某◯疋屋さんとかで扱っている葡萄なんか露地でやっているものって皆無に近いのではないかとかも思ったり。

 

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そんなこんなで、ずっと腕を上げながらの作業が続いているので毎日腕がパンパンです。別に泣き言を言うつもりはないのですが、結構負荷をかけているのに筋肉付かないし、袖口から見えている腕の部分は更に焼ける焼けるで、もう踏んだり蹴ったりです。しかし、毎日太陽の下で動いているので、とても良い疲労感のお陰で21時台には就寝して、5時くらいに起きているという素晴らしいサイクルで毎日を送れています。

 

ちょっとだけ最近気になっているのは、仕事は全然問題ないのですけど。新しく入ったおっちゃんの口癖が「無理だ」「駄目だ」「これはできないな」ってすぐ言うんですよね。すごく良い人なんですけど。すごくね。聞いただけでやる気がなくなるのですよね。負の言葉というか。もうちょっと私が若かったら「そうですね〜」「大変ですね〜」なんて同調していたかもしれませんが。最近はそういう言葉を使わないようにして生活しているせいか、気になって仕方ありません。それも疲れが出てくるときにそんな言葉が連続して耳に入ってくると、ふつふつと怒りが湧いてきそうで。別に言うのはいいけれど、皆のいないところで言ってくれと・・・(本当にごめんなさい)私って余程の事がない限り怒らないのですけど、さすがに言い続けれられてしまうと。どうにかなってしまいそうで。言霊とはいいますが、言葉には力があります。私も普段の言動を確認するとともに、気になると頭に残ってしまうので。気をつけたいものです。

 

神経質になり過ぎなのかもしれませんが。普段から自分にとってプラスになる言葉を見たり、聞いたり、言ったりしているおかげで、うまく自分の流れを作れているような気がしてならないのです。そうすると自分の周りには自分と同じ波長の人が自然と集まってきたり、出会えたりするんです。逆を言えば、それが壁になってマイナスに感じたり、悪い影響を与える人は寄ってこなくなります。そうなるとしめたもので、プラスの循環の中に居ることができるのではないかなと。

 

私の年齢になると?「昔からよく遊んでいた友人と遊ばなくなったよねぇ〜」みたいな話があるのですけど、一時期はそれが寂しいなとか思う部分ありましたが、それって自分だけ一つ上にステージ上がっていたり、反対に自分が下がっていたりして、自分と周囲との差ができてきて自然とそうなっているのだと考えが変わってきて。しかも最近はちょっとスピリチュアル寄りなので、縁があれば将来どこかでまた仲良く遊ぶこともあるだろうとか、また会うべき人にはどこかでつながっている気がするので。まあいいか。って気にならなくなりました。

 

・・・話がずれましたね。

 

相手を変える事はできないので、とりあえず作業中は距離をおいて、聞こえない位置で離れて作業をするようにしています(笑

 

まだまだ、ビニール掛けは続きます。ビニールってすごく効果があっていいとは思いますが、ビニールかければいいものができるけど、無理に気候に合わせて?人間が自然に合わせて?やっている感じに、うけたりするのですよね。どうなんでしょう。そんなこと言っていたらワイン用の葡萄とかそもそも日本の気候に合わないしなぁとか。ワインとか作ることが自然に反しているのかしら?とか、そんなこと考えていたら、本末転倒になってしまいますよね。

 

いつもながら作業中に色々考えているうちに、いつのまにか日が暮れて仕事が終わり1日が過ぎて行くと。いやぁ、なんとも素晴らしいですね農業って。