ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

空き家が満たされると人のココロも満たされる

4月のメインの作業であった、すももの受粉やぶどうの防除の作業についてメドがつきました。天候に泣かされる日々が続いておりましたが、太陽がのぞいている時間をうまく見つけコツコツと作業を積み重ねてようやくというところです。初めは雨が降るだけで仕事ができないなぁとか、雨だと「なんだ〜天気悪いな〜」なんてマイナスに捉えていて、負の感情も湧いたりしていたのが正直なところ。しかしもうそれも過去の話。植物にとっては必要な恵みの雨なわけで。もちろん人間だって巡り巡って恵みを享受しているのだから。ありがたいというか感謝の気持ちにつながります。そう思うだけでだいぶ天候に感情が左右されなくなりますよ(私だけかもですが)

 

さて週末の話。土曜まで仕事ではあったのですけど。どうしても顔を出したいイベントがあり、丁寧にお誘いをいただきましたので、午前中の仕事が終わったら手土産を買い込み急いで塩尻に車を走らせました。

 

そのイベントというのはこちら

 

【4/18(Sat.)】ミミ―さん再び!?空き家も畑も満ちはじめ | Facebook

 

 

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実はですね、今ではなんか自然と塩尻に遊びにというか顔を出すようになって、みなさんに受け入れていただいているのですが。初めて塩尻の大門商店街にお邪魔した時。一番初めにか関わらせていただいたのが空き家のお掃除だったのです。それが「旧ミミー洋装店」さんだったのです。私たちが掃除をした後に着実に改装をしていて。とても素晴らしい空間になっておりました。

 

大門商店街にお邪魔した時の記録 

 

sasariki.hatenablog.com

 

なんか自分で読んでみると、不思議な気分になりますね。まだこのときはまちおこしと言われることって、とても懐疑的な目で見ていてですね。まちおこしをすることで何がかわるのだろうってずっと思っていたのです。でもそうやって心の中で思っていても何も始まらないので、とりあえず参加してみよう!という気持ちからスタートしたのです。あとは空き家を掃除をするってことも興味あったし、人の役に立っているぞ〜って気持ちを味わいたかったのかもしれないし、ただ塩尻にお邪魔する前に「今度塩尻に手伝いに行きます!」って自分で宣言していた約束を守るためでもあったり。色々気持ちが重なったのでしょうきっと。

 

空き家を掃除しただけでも、役に立っている気持ちも感じることができたし。自己満足にひたって帰ることができたのですけど。掃除をしたあとの「その後」って気になっていたのです。掃除をして綺麗にしただけで、その後利用されなければいつまでたっても「空き家」のままなので。だからこそ今回のオープンの一方を聞いた時はとても嬉しかったです。ただ掃除をするお手伝いしたと言われればそれまでなのですけど。

 

「自分は人の役に立つ事できるんだ」

 

ってことをとても実感できて。

 

私にとっての自己肯定感につながり、存在意義・必要とされているのだということを知ることができたのです。ちょっと大げさにみえるかもしれませんけど、とても心が満たされました。その場を通じてさらに新しい人とも出会うことができたし、いただいた食事やお酒もすべておいしくて。とても幸せな気分に浸ってました(食べ散らかして帰ってしまって申し訳なかったです)

 

その後のイベントにもそのまま参加。

 

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みそうさんでは掃除後に屋上ピクニック 

 

ちょうど塩尻での取り組みがTVで放送されるとのことで、皆でその放送の鑑賞会。実は前回、前々回の空き家のお掃除の時に撮影が入っており、その時の模様が放送されたんです。私もチラ写りくらいしているかなぁと思ってみていたら以外と映っていて、一生懸命ろくろを回して喋っていました。あんなに回すものなのですね。びっくりしました。と、ここまでくればやはり最後はnanodaに泊まりとなりまして(いつも助かっています)土曜はとても長い夜になりました。

 

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帰り道の諏訪湖。穏やかでした。

 

こうして、また塩尻の地に新しい人と人が繋がる場ができました。新しい場ができるということは今までとは違った属性の人が集まってきます。それが新しい風になって、どんどん化学反応が起きていくことでしょう。ますます面白いことが起きていくような気がしてなりません。私も及ばずながらゆる〜く関わり、お邪魔しにいきたいと思います。