“役に立たない”こともないかも
一週間ほど畑から離れておりましたけど、びっくりするくらい春真っ盛りですね。地面には草が茂り始め、山々にはところどころですが桜が開花しているのが散見できます。冬スタイルだった服装もいつの間にか薄着となり、下着は半袖になってます。しかし正午過ぎたあたりからは陽をタップリと浴びながら仕事をしているので、腕まくりをするくらいです。ますます知らぬ間の日光浴でお顔が黒くなりそうでです。はい。
巷では桜が満開などのニュースが流れている?ようですが(TVないからなんとなくしかしらない)すもも畑でも早生品種の花が満開になっております。すももでは人工授粉が一般的だそうですが。早咲きの品種の名は「ハリウッド」名前の由来はよくわからないけれどハリウッド。このハリウッドという品種は中間で赤い実をつけるのですけどね。哀れがな。綺麗に咲きほこる少し前に、咲いた花をむしりとる(言葉が悪いながら)のです。
まるで桜な「ハリウッド」
花のついた枝をしごき落とすのですが、花を取るごとに「ブチブチブチ」って音が無情に響くのですよね。子供の頃にいたずらして、道に生えている植物とかを踏んだり、蹴ったりしたことは多々あれど。こうも心に抵抗が出るのかと思うくらい。綺麗に咲いている花を取っていくのはつらいものですね。とはいいつつも、それは初めの時だけ。花が咲き終わってしまっては花粉を採取することができなくなってしまうので。ひたすら花を取っていきました。
採取した花たち。匂い立ってます
花を採取したら、花びらと花粉を分別するための機械にかけていきます。さらに細かくいふるいにかけていって最終的には花粉(葯)のみにしていきます。私って全然知らなかったのですけど。花粉って雄しべの咲きに付いているものだとばかり思っていたら、雄しべの咲きに付いているのは「葯」というもので、この葯という袋の中に花粉が納められているとか。だからその袋のなかから花粉を取り出さなければなりません。その作業が「開葯」という作業らしく、専用の機械というか保温庫?に入れて一日置くのだそうです。そうすると、葯が開いて花粉が取り出せるとか。
分別後。おしべ?花粉?いや、葯です
わからない人は調べてみるとおもしろい?かもです。
もう一個初めて知ったの事があるのですけどね。授粉って同じ品種同士でやるものとばかり思っていたのですけど。品種違いでも授粉するんです。しかもですね、このハリウッドは万能といえるくらい色々な品種に適応していて、山梨で作られているすももの品種のほとんど(5〜7品種くらい?) をカバーしているのです。しかもついでに、どの品種よりも早く花が咲くので、先に花粉を採取しておくことができると。よく考えられているなぁと感心してしまいました。
そんなこんなで昨日と今日で多くを学ぶことができたし、好奇心と知識欲が満たされてなんとも仕事も楽しい、時間が早くすぎてしまうと。いいコトづくしです。こんなことであれば理科(生物になるのかな?)とかしっかり勉強しておけばもっと面白かっただろうなぁとか。メンデルの法則とかさ。英語をもっと学んでおけばよかったと同じような感覚になってくるから不思議ですよね。私って、普通の勉強が嫌だったことと、手に職をつけなければとか言って、工業高校に言って色々学んだのですけどね。なんか今だったら普通高校のほうが良かったかもしれないなぁ〜とか思っちゃってます(後悔はしていませんよ)
最近こんな展開になることが多いのですよねぇ。もうちょっと勉強しておけば良かったって事がどんどん積み上がっていきます。学生の時は数学、国語、社会はなんとなく必要な気がしていたのですけど。その他の科目は「なんでこの勉強が必要なの?」って疑問に思っていたのは正直な所ですけどね。いやぁ、人間って将来は予測できないことばかり。過去に読んだ本の中にも「人生、無駄な経験というものはないんだよ」っておっしゃっている方がいたのですけど。うん。ますますそう思います。
だから学生の諸君には
「役に立つ、役に立たないで判断をしない!」
って胸を張っていいたい!!
ってことも実はなくて(まぎらわしいですね)
学生の時に本気で勉強した実感があまりないからこそ、今の年齢になっても勉強し続けることができている気がするので。それはそれでまたよし。若い時に勉強たくさんしてたら勉強が嫌になっていた気もしないでもないので、
最終的には
「まあ好きにやってよ。自分で決めて」ってことで・・・
ん〜身勝手。
私の場合はたまたま、勉強しなかったことがプラスに働いているかもよ。ってことだけ伝えておきます。ちなみに今の関心は投資。だって週末に澤上さんの話を聞いたこともあって、また投資に関心が向かってます。再度学び治す過程でもう一度用語とかを調べてみると、新たな発見、誤って認識していたこともあったりで面白くてたまりません。春はしばらく投資の勉強にハマってしまいそうです。