ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

知ってしまったら

ひさびさに麻婆豆腐を作ろうと思って、冷蔵庫を開いたらですね。お豆腐がないのですよ。一昨日静岡から山梨に帰るときにスーパーで買ったはずのお豆腐。スーパーの袋の中、車の中も探したけどいらっしゃらない。なんでだろうかぁと思って。豆腐を最後に見たのはいつだろうって記憶を辿ってみると。たしかレジを通った後に水漏れしないように、小袋に入れていたのは覚えている。どうやら小さい袋に豆腐を2つ詰めたままそこに置いてきてしまったようです。お豆腐って安いのですけど。なんかね気分が落ちますよね。

 

さてさて、一週間ほどお休みだったので今日は久々に表で作業をしておりました。てっきり畑に行くとおもったら、畑ではなく拠点の作業小屋を広げるということで。ハサミではなく、電動ドリルを持ってひたすら解体作業をしていました。屋根を解体する時とか命綱とかつけたりしてですね。なかなか高所での作業は足場が不安定で恐る恐る。だいぶ腰がひけてたと思います。

 

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解体前に支柱になるヒノキを準備してます

 

今のお師匠さんは、材木屋とか、ホームセンターに行って普通に材料買ってきて小屋とかを建ててしまう強者なのですよ。おかげで畑以外の仕事も学ばせてもらっているような感じです。ちょっとした小屋とかの作りを学べば、自分もなんか作れそうな気がしてくるし、意外と面白かったりするので、ちょっとした建築の仕方も学んでみようとかなってきて、さっき本をネットで探してしまいましたから。でもそっちに興味が行くとますます収集つかなくなるからまた今度ということで。

 

こういった作業小屋を作るということ。一度でも経験すると視野がまた広くなった気がします。やってみなければ自分では作れないって思うし、もしも自分が倉庫とか物置が欲しいなってなったとき。知識がないから業者に頼めばいいやってなってしまう。業者さんから価格の提示がきたら「ああ、これくらいかかるのか。そんなもんだよね」って何も考えずに発注とかしちゃいそう。小さなことですけど。知っているのと、知らないことって大きな差だなぁと、そんな思いにふけながらネジを緩めてました。

 

現在の自分はワイナリー作りたいとか言って、先にぶどう栽培していますけど。最終地点にたどり着くのにも、他にもやり方はいろいろあるかもしれない。これまで生きてきた自分の経験のなかで判断した中での行動で選択しているだけに過ぎないってことにも改めて気づけましたね。

 

今まで全く知らなかった何かを知ってしまったとき。それはドキドキする瞬間です。こんな世界があるのかと。こんな人がいるのだと。一気に目の前が開けてくる感覚になる。それが私の岐路になってくる場合すらある。新しく知ってしまった世界が面白そうだったり、わくわくするようなことだとやりたくて、動きたくて、落ち着いていられなくなってしまうのです。今まで積み上げてきたものがあっても、そんなことは二の次になってしまうから困り物ですけど(たんなる飽き性かもね)

 

そこは私の不器用な部分で。昔学んでいたからそれを使って何かをしようとかって発想にならないから、いつも一からやろうとしてしまうんです。積み上げていくのが苦手なのかもしれないし、先が見えてしまうとモチベーションがなくなってしまうのかもしれませんねきっと。それでも農業とかワイン、それに料理とかいくら積み上げても奥が深いから飽きがこなさそうだから、今度こそ?大丈夫かも・・・。ね。

 

今日は全身を使って仕事をしたので、程よい疲労感。お風呂も先に浸かったので、今生きている眠気にあわせて、就寝になりそうです。