ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

おにへいつながり

休み明けのぶどう畑。標高800mの高台の畑を剪定して回っていました。この時期の寒さは厳しいと思っていたのもなんのことか。春の陽気に包まれているかのような天気。時折吹く風もとても温かくて。日中には軽く汗ばむほど。こんなに温かくて大丈夫?と思う反面。静岡育ちの私にはとてもありがたいですね。山梨1年目。冬を乗り越えられるか心配だったのですけど。このまま温かい日が続いてくれれば、なんとか乗り越えることができそうですね。まだまだ真冬の中。そんなに温かい日が続くとは思えませんが。

 

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ごめんなさい。今日はマニアックな話になります。

 

今日はちょっとだけ嬉しいことがありました。普通にいつもながらPodcastに耳を通していたんです。それもこちらの本を書かれた高野登さんのインタビューだったのです。

 

リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間

リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間

 

 

この本で「ホスピタリティ」との言葉を初めて接したのですよね。その後はオーディオブックでも聞いていて。サービスの先にホスピタリティがあるんだよと。何度も読んだり聞いたりしていたのです。人への接し方や、会社員時代に先輩や上司に「◯◯を持ってきてくれ」「◯◯をやってくれ」とか言われた時に、どう対応するのか。その対応の仕方も本を読んでからだいぶ意識が変わったことを覚えています(もしかしたら意識だけで行動がともなっていなかったかもしれませんがw)

 

 

しかしね。なんかこうしっくりくるというか。なんでこうも惹かれるのだろうか?と不思議だったのですよ。色々な本を読んでいますが、こういう感覚なる本って少ないんです。別に接客業をしたことはないし、本と出会った時もずっとパソコンばっかり触っていたし。でも今回謎が解けたんです。それは

 

「影響を受けた本が一緒だった」のですよ。

 

インタビュー中に、影響を受けた一冊を紹介してくださいとの質問にこう答えていたんですよ。

 

鬼平犯科帳だって。

 

鬼平犯科帳(一): 1

鬼平犯科帳(一): 1

 

 

しかも主人公の鬼平こと長谷川平蔵がメンターだって。それも色々な問題が起きた時に長谷川平蔵だったらどう考えるか」と。そのように考え方を借りるのだそう。

 

・・・「まじっすか!」

 

学生時代からの友人でも知っているのがわずか。実は時代物の読み物が大好きなのです私。それも池波正太郎先生の大ファンだったり。しかもTVシリーズも全部目を通したほど中村吉右衛門さん大好きです)それも鬼平の生き方から人に対する接し方には、もろに影響を受けているのです。別に高野登さんとは知り合いでもなんでもないし、そういうことを言うのも失礼にあたってしまうと思いつつもなんだこの親近感は!ってなってます。

 

しかも長野市長選にも立候補されていたとは!またその後、長野に在住されているとかいうではないですか。農業、林業などで頑張っている人を応援したいとも言っていたし。最近長野に出向くことが多いから、ちょっと会ってみたい気持ちがすごく湧き出ています。やっぱり高野さんに会いたいとなったら「ホスピタリティ」の話を伺うための人が多いと思うのですが。私は鬼平について話をしてみたい。というかその話だけをし続けたい。

 

実家に置いてある小説は悲しいかな、片付けられてしまったので。余裕ができたらまた全巻揃えたい。揃えたいとなってしまって困ってしまってます。これも今年のやりたいことリスト、目標に入れておくとしましょうか(笑

 

とまあ、こんな感じで興奮が冷めないくらいの衝撃でした。聞いた瞬間に「うわ!まじかよ」と一人ご飯を食べながらおもわず声に出してしまって。いやぁなんとも平和だよなぁと。別に関係ないのに、ご飯をお代わりとかしてお腹いっぱいだし。なんだこれは!というほど。気持ちの上がり方が半端なかったです。自分が大好きなことと同じ物を好きだと話されているのを聞くと。こんなに嬉しいものなのですね。びっくりでした。

 

最近はなかなか気持ちも上がらずで、気力が湧いてこないのですけど、すごくその一言で元気になれた気がしました。1月もいつの間にか最終週。時が過ぎるのは早いものです。あっというまに年末を迎えていたとならないようにしなければ。先日の小布施に行ったこともプラスに働いているし。頑張らねば!という気持ちもありますが。無理に進もうとせず。徐々に緩やかにエネルギーが溜まるのを待って。溜まった時にすぐに動けるよう。準備。しておきたいものです。