ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

慣れの良し悪し

前年からの持ち越しであったすもも畑の剪定がとりあえず片がついた格好になりました。とは言っても、他の場所にまだすもも畑があるので、再度すももに立ち向かうことになることでしょうが・・・。で、今日はぶどう畑に戻ってきました。やっぱりぶどう畑はいいですね。自分が切り進めていった後の綺麗に整理された棚をみると気持ちが良くなってきます。基本は短梢剪定の畑がメインなので、皆で並んで作業をすることもできてあれよあれよと言う間に切り戻していくことができます。

 

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ぶどう畑に移動!

 

以前、すももの枝がちょ〜硬いよって話をしていたんですが。すももからぶどうに移ってくるとあら不思議。とても枝が柔らかく感じられました(かといっても枝だから、それなりに力いります)すももの硬い枝に鍛えられた格好になるのでしょうか。それとも慣れでハサミの使い方がうまくなったから?理由はわかりませんが、手腕が疲れにくくなり作業もだいぶ楽になりました。毎日仕事をしているとこんなものでしょうかね。おかげで?握力がついて腕相撲の強さが上がっているのだけはわかります(昔の私とは違うんです)

 

普段の生活でも慣れって言葉ってところどころで出てきますよね。初めての仕事を教えてもらう時、師匠からは慣れてくれば仕事は楽になるよ〜なんてよく言われているのですけど。私からすると、社会人になってからの「慣れ」の部分って正直あまり良い印象ではなかったりするのですよね。

 

  • 慣れてきた時が一番怖い
  • 慣れは隙を生む

 

なんていわれたことも多々あり。戒めの言葉としてのイメージが強いのです。それだけ慣れによっての凡ミスが私がは多かったのでしょうね。いやぁ、思い出すだけで冷や汗と申し訳ない気持ちで頭がいっぱいになるのですが、この場での慣れは「この前はこうだったから」過去の経験を軸に考えてしまって、思考停止になっていたのかもしれませんね。想定をしないというか。ルーチンワークの仕事では慣れによる悪い部分がでてしまうのかなぁと。私に限って言えば「すぐに調子にのってしまう」ということが私の一番の失敗の要因ですけどね。早いか遅いか30代前になって気づき始めています。

 

しかし、不思議なもので剪定をしているときは慣れによるミスって。そこまでないのですよね。もちろんまだ1年目ということもありますが、それぞれの枝の形が全部違うからっていうのもあります。似ているのはあっても全部違うんですよね。ルーチンに見えてルーチンにならないというか。また、将来的にこの枝がここまで伸びたら、2年後にはここまで伸ばしたいみたいな。だから未来というか将来に向けて思考が向くんですよね。調子に乗ってズバズバ切っていったらそこからは芽がでないですし、枝の中には数年経ってやっとここまで伸びている!というものも多々あるので切ってしまったら大変なことに!しっかりと樹の様子を見なければなりません。恐る恐る切っています。

 

ん〜。なんかここまで書いていて。慣れがうまく働くかどうかは仕事に対する向き合い方なのかもしれませんね。やっぱり自分はやりたいことを仕事にしているし、しっかり仕事に関心が向いているから「慣れ」がでてもミスが起きにくいだけような気がしてもきました。要は捉えようだな・・・ってことでこの場は落ち着きそうです。それだけ今の私は調子に乗っている 調子がいいのですよ。きっと。

 

それか、毎年新しい事をやって「慣れ」と無縁の生活をすればいいのかもです。慣れる暇を与えないというか。

 

今日はなんか、何を書こうとしていたかよくわからん感じでまとまっていないですけど。こういういうのも含めて、後で見返してみると私としては発見があるのでいいのですよ。

 

そうそう!年末年始の旅の途中で寄った津和野の道の駅で購入した「かぶ」普通に煮物にしようと思ったんですけどね。食べきれないなぁと思ったので、保存食にしよう!ということになりまして。ピクルスにしてみました。

 

 

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 うまく浸かってくれ〜

 

赤かぶの色素が程よく調味液をピンクに染めてくれていい感じで漬かりそうです。こういったものをつまみながら、白ワインなんかを傾けたら本当に幸せになりそうです。よく浸かったら、一人晩酌で楽しみたいと思います。