自然の恵みはいいにおい?
ついに秋の畑仕事のメインがやって来ました。これまでは草刈り、ビニール外しをしていたのですが、それも全部このための序章に過ぎなかったのです。もう運ばれてきているとはもう畑に行く途中にわかってしまったんですよね。だってかおるの・・・
朝霧高原(静岡県民ならわかるか)を通過するときにかおるアレですアレ。いやぁ、車でですね窓を開けて新鮮な空気とともに富士山の自然を見ながらドライブをしているわけですよ。そうすると異変に気づくんですよ。そうやって気づいた時にはもう遅いのですけどね。
助手席に座っている相方から焦った感じでこう言われるのです。
「も〜っ。なんで窓を開けてるの。早く閉めないとダメじゃん!」
しばらくは “車にいるのに牧場気分”
ということで牧場から直送で。堆肥がたっぷりどどいておりました。
運ばれてきた堆肥の山
富士山には届きませんが、目の前にある山だけで4tくらい。まだまだ届くそうなのでどんだけのお山になるのでしょうか。
これをコンテナに詰めて、畑にまんべんなくまけるように配置していきます。コンテナにはスコップで詰めていくんですけどね。またこれがにおいがすごいのです。堆肥って結局は牛君の☓☓☓ですからね。木くずなどを混ぜて発酵させてあるらしいのですけど。届いてからも絶賛発酵中なので、なまあたたかいのです。外側よりも内側のほうが当然発酵は進んでいるわけで。スコップで掘り起こせば、そりゃあもう湯気までたってますからね。着ている服も最高な状態になります。本当にありがとうございました。
とはいってもですね。人間なので臭いと思うのは当たり前なのですけどね。作業を続けているうちに慣れてくるから不思議です(これは鼻が馬鹿になるってやつ?)学生時代はバイトで精肉で三年くらい働かせてもらっていたのですけどね。そこはそこで生臭い空間だったのですけどね。働いている時には全然気にならなかった。というよりも匂いをそこまで感じることはありませんでした。一日目なので臭い抵抗はできておりませんけど。徐々に慣れるのだと思います。
臭いがどうたらとか書いてしまって、農家の方たちには笑われてしまいそうですけど。私も一応見習いですけど農民として働いているわけですから。ただ牛の糞を排泄物捉えるのではなくて、自然からの恵みだと思えるようにはなっているわけで。多分理科系の教科書とかで自然のサイクルの図とかを見たのを、おぼろげに覚えているのですけどね。本で見るとの、実際の現場で見ていると違いますよね。感動すら覚えます。
だからその影響もあってか、ベランダ栽培とかもしているわけですけど。もう成長するのが楽しくてしょうがないですよね。一応、化成肥料とか、石灰とか、土とかを自分で買ってきて植え替えとかしたわけですけど。またこれも楽しいわけですよ。低俗ですけど、こうすればもっと元気に成長するぞ〜なんて思ってやっているから、そりゃあ幸せなやつだなぁと(笑)自分をみて、自分でそう思います。
正午過ぎの太陽の下で
今はちょうど秋のぽかぽかした陽気を背中に受けながら仕事をしているので、本当に気持ちが良いです。こんな中で仕事ができるのも後わずか。まだ雪が降る地域での冬は体験していないので、今の時間は貴重ですよね。楽しみながら明日も現場に出れそうです。
と、ベランダのプチ菜園は紫蘇がシーズンを終え、バジルは私の注ぎすぎた「水」と「愛情」のどちらかに偏りすぎて、あまり収穫することもなく終わってしまいました(本当にすみません)その代わりに新しくオレガノの苗を買ってきました。またローズマリーも堅調に育っております。あとは嬉しい悲鳴なのか。イタリアンパセリがおかしいくらいに生えております。ご飯と味噌汁、おかずの和食で過ごす私には今のところ活躍の場がありません。活用方法。そろそろ考えなければですね。