ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

ほうとうのひと

昨日の話。

 

朝起きたら、外は雨が降っているわけで、のんびり動くはずだったのですが急遽用事ができて、山梨に出向く形になりました。雨の中、第二東名を通っているとなんとも霧がすごいわけですよ。日本って本当に山と山をトンネルで結んでいるので。どうしても高地に道路を通さなければいけないのでしょうか。

 

山梨でも、普段自分が行くエリアよりも奥に行って、農家さんのお話を聞いてきました。どこの田舎もそうなのかわかりませんけど、若い人が本当にいないとのことで急に人手が足りないといって、人を集めようとしてもなかなか人が来ないようす。なおかつ農業をする人が減ってきているとのことですので、どんどん休耕地が増えて行ってしまうと悪循環につながっていくんだなぁと。改めて、現実を知る事ができました。

 

まあ、逆を言えばその作業をやる人がいないということはそれだけね、本気でやるひとがいれば、一気に改善すると思うのですけどねぇ。やはり自然を含めてリスクが多く感じるのですかね〜。

 

 

さてさて。山梨に来たからには必ず私が行かなければならない場所があるのですよ。

 

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そうそう。ほうとうですよ。

 

このねぇ、かぼちゃを中心とした野菜の甘みが良いのですよねぇ。はじめはちょっと固めのほうとうがね、その汁を吸っていって柔らかくなったほうとうもまたいい。かぼちゃがもう溶けてしまって汁と一体化しているのもいいのですねぇ。って、もうべた褒めなわけなのです。

 

意外と私の周りにはほうとうが好きな人が少ないので、なかなか理解されづらいのですが、山梨に来た時には食べてほしいですよねぇ(地元人ではないですけど)

 

前から話をしている通りで、エンゲル係数が高い生活をしておるのですけどね。最近は遠くに出向いたら、着飾って欧米の料理を頼むのではなくて。地料理を頂く機会が増えたように思います。なんでかわかりませんが、昔はご飯を食べに行くっていう中には「和食」「郷土料理」って選択肢がなかったんですけど。味覚が変わってきたのが、地方に出向いたら地方の料理が食べたくなるのですよねぇ。

 

ほうとうとか、お前いつも食べてるじゃんよ!っていわれるかもしれないので(前から好きで食していたのであれなのですが)別物なのかもしれませんが、バイアスがあるためか地方で「郷土料理」を食べると美味しく感じてしまうのですよねぇ・・・。って本当においしいですけどね。

 

若い時だからどうかはわかりませんけど、周囲の目って気になるのものだと思うのですよ(私の場合)。でも歳を重ねるにつれて、気にならなくなってくるのですよねぇ。そうなってくると、本当に好きなモノを、好きなように選べるようになってくるのですよねぇ。素直になるというのでしょうか。

 

無駄がどんどんなくなっていってそれが「角がとれてきた」って事はまわりの評価をあまり気にしなくなることってこともひとつあるのかもしれません。