ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

キャバ嬢の社会学 あるいみキャバクラに行きたくなるかも。

キャバクラってみなさんは行った事ありますか?そう。キャバクラ。

 

私はというと、正直会社員時代に上司に誘われて数回行った程度といったところ。正直いうと僕はキャバクラがあまり好きではないんですよね。あまり好きではない水割りを飲んで話をしていたら終わりって感じでしょうか。で、自分は上司に対して「夜の店(キャバクラとか)はあんまし得意でないんですよね〜」って、ちょいちょい職場でアピールしていたら、一次会で帰れるようになったのでそれからはもう行ってない感じです。

 

だから私としては「なぜあの場所」で、お金を払ってキャバ嬢たち過ごす事の何が楽しのかな?と疑問すらもっていたんです。

 

そんな所で、いつも見ていたブロガーさんが本を出すという事で早速読んでみました。 

キャバ嬢の社会学 (星海社新書)

キャバ嬢の社会学 (星海社新書)

 

 

まず。内容とかの前に、この本の帯の文句が本当によくできてるなぁと。

23歳京大院生が自らキャバクラ嬢となって潜入調査!

 

           f:id:riki-yan:20140302185200j:plain

裏と表・・・こんなイメージですかねw

 

読んでみて率直に思ったのは。

 

「キャバクラばっかりなんて行ってるやつはダメだ!」

 

いうような、キャバクラに対して悪いイメージを持っている人に思っている人(私も)に読んでもらいたいなぁと。読んで行くうちに著者の気持ちが変化して行く様を見ていくと、そういう嫌悪とかの気持ちがなくなって行くはず(多分)キャバクラに関して一方的に思い込んできたものが解けて行くはずですから。

 

もともとキャバクラで働いている = 会社勤めしてない子、特別な事情がある子

 

って固定概念が合って、かわいそうだとか、自分の違う世界の人だとか思っていたりしたんですけど。普通の人たちなんだなぁって。

 

さて、私が一番面白いと思ったのは。顧客が「騙されてお金を巻き上げられているのではないか」という不安があるから、それをフォローすると。そこでの対応で「キャバ嬢らしさ」をださない。ってところがなんか男性の弱さが出ていて「お金目当てじゃないよ」って文章でニヤリとしてしまいました。こういった「騙されてお金を・・・」という不安から行けない人たちはもしかしたらアイドルとか、メイドカフェ?のような、「脅威」のない世界へと誘われて行くのかな?とか思ったり。まあ、お金に余裕がある人であればそんなないんでしょうけど。

 

しかし、著者の北条かやさんの飛び込んだ勇気はすごいですよね。やっぱり「現場」に足を運ばなければ見えてこない世界。また内容に著者さんの気持ちが内在しているから、すんなり内容が入ってきてあっという間に読み終わってしまいました。次にキャバクラに行く機会があれば、違った意味で楽しめるかもしれません(機会ないかなw)

 

ちょっと社会学にも興味もわいてきてしまい。著者に影響を与えたという本も一緒に買ってきたので、のんびり読んで社会学に浸りたいと思います。

 

 

身体の比較社会学〈1〉

身体の比較社会学〈1〉

 

 次はこれ読むよ。以外と高かったw