ささブロ

鍬を置いて、山を降りた人

覚悟よりも動機

今日は寒かった。本当に寒かった。足先はこちこちのひえひえ。痛いくらい。山から吹き降ろす風は少しだけ出ている鼻っ柱にビュンビュンと吹いてきて、お鼻がもげるんじゃないかってくらいに吹き付けてきました。風って本当に人間の体温をうまく奪うようにできていますよね。冬に吹く風はもうやめてくれって言うくらいに辛いものだけれども。夏の暑い日差しの中で時折吹く風は恵みのように感じ、畑で汗をす〜っとひかせてくれる。季節関わらず、そよ風も強風も同じように通り過ぎていくけれど。その時々に感じる印象はだいぶ違うものですね。

 

 

今年は剪定の作業を師匠と二人で行っています。昨年の末から始まった作業は来週の半ばくらいで全体の畑の半分を終えることができそうです。剪定も四年目というところ。毎年やっているからこそ、成長している部分もあってバシバシ全体の枝の配置を考えながら切っていくことができます。それはそれで嬉しいことだけれど、どうしても好調に枝を切っていくと指に負担がかかってくるもので。調子にのってバシバシリズムよく切っていくと時折感じる「ビリビリッ」とした痛み。おうちに帰って、冷たい水でお米を研いでいるとじんじんしてたまりません。俗にいう商業病ってやつ。うまく付き合っていかねば。

 

 

そうそう。最近は新たな仲間をということで。師匠の隣にちょこんと座って。面接の席に同席することが何度か。各地域によって状況は様々かと思いますが。共通しているのはなかなか人が集まらないということでしょうか。いまは売り手市場で色々言われているけれど、景気は上向きでしょうからわざわざ農業をって言う人も見つかり辛いのかもしれません。

 

 

さて、何回か面接の場に座っていると。なんとなくですが「農業には覚悟が必要だ」と盛んにイベントやら、フェアやら、行政やら。とりあえず何度か問いかけられる意味がなんとなくわかったきました。結局何かしらの「動機」が伝わってこないと、一緒にお仕事をしようってできないなぁってことです。どんな職種も共通だと思うけれど。

 

農業って見た目ほど簡単じゃなくって。繁忙期にはおやすみがない時もありますし。肉体的にも結構ハードなこともあります。それでもなんで自分はぶどうに関わっているれど、楽しいんですよね単純に。好きなことを仕事にできているので続けられるんです。というか毎日の生活に入り込んでいるので続けているという意識もだいぶなくなってきている感じ。数十キロのコンテナを何回も往復して運ぶのは結構力がいるけれど。それが嫌でやめようとは思わないし。雨がカッパの中に入り込んで気持ち悪い。けれどやめようとは思わない。

 

 

「なんで◯◯を栽培したいのですか」「どうして◯◯の仕事をやろうと思ったのですか」って結構重要な問いかけであって。私からすると「なんでぶどうなんですか」って。やっぱり動機ってとっても大事。

 

地元の方であれば・・・

 

  • 周囲が果樹の畑に囲まれているしやってみたい。
  • 親が農業をやっていて
  • 周りの耕作放棄地をなんとかしたい。

 

なんてそんな動機もあるかもしれません。

 

動機ってなんでもいいとは思うのだけれど。面接の場で動機を問いかけしてみると。ぼんやりとした動機すら持っていない方が意外に多くてびっくりしたんですよね。

 

 

  • 「生活のため」っていわれても、他にもっと割のよい仕事もあるわけですし。
  • 「大変でも大丈夫です」「力仕事も大丈夫です」「・・・も大丈夫です」って全部大丈夫って言われてしまうと。本当に大丈夫かしらって。尚且つ結局受け身であって、ただ耐えられるっことなので。自ら判断できるのだろうか?

 

 

なんか色々偉そうに言っているけれど。自分はどうだったか。思い返してみると農業をやりたいというのはあったらしい。専門の友達には「農業やりたいんだよね〜」ってしきりに漏らしていたようですし。社会人になってからは「俺は自分でワインをつくるよ」って、いつも酔っ払いながらもっともっと偉そうに周囲に言いふらしていたようですし。経緯はどうであれ自分にはぼんやりでも動機があったことが幸いして。今の状況にいるようです。

 

 

そのぼんやりとしていた動機でも。なんだかんだで想像していたことが現実になってきているような気がします。自分が必要な時に機会が訪れている気がしますし。なんどか壁みたいなものやってくる。そしてその壁も結構高いやつが急にそびえ立ったりする。私は優柔不断で頭がよくないので。どうすんだよこれって、もぞもぞしていると「ラッキー!こっちからいけるじゃん!」って抜け道を発見したりもしますから。

 

 

今まではなんだか自分目線でしかなかったけれど。面接の場に一緒に座っているだけで。なんだか自分って意外と動機はある方だったかも?って思えてきて。ほんのちょっぴりだけど。勝手にそう思い込んで変な自信が湧いてきちゃったぞ。どうしようって話でした。

 

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防寒対策はしっかり!

 

まだまだ寒気が流れ込んできているようで。冷え性な私には辛い時期。指も痛いし、足も寒いよりか痛いし。お腹冷えるし。お鼻がかぴかぴになるけれど。じっと畑で枝をもくもくと剪定するのも幸せなことですよね。今季のぶどうがたわわに実っているところを想像しながら明日以降も畑でいつもどうりのんびり作業をしたいと思います。

くるまの下

いやぁ。暖かい。こんなに暖かい日が続くとぶどうたちが目覚めてしまって、水が上がってしまうんじゃないか。なんて師匠と少しばかし心配だねって。ある一定の気温が続くと休眠打破ってことで冬の眠りから覚めるのですけれど。木の一部だけ目覚めてしまって、また寒い日が続いてなんて繰り返してしまうと、芽吹きが揃わないこともあるとかないとか。寒いより、暖かい方がありがたいけれど。もう少しこの季節らしい天候が続くと嬉しいところです。私が熟睡している時に起こされて、そこから寝付けないところを想像するといやですもんね。

 

さて、今回は車検のために山を降りてきました。

 

別に帰って来なくても現地で車検やらやればいいのにって、いわれるけれど。いつも見てくれる担当の方やら、いつもよくしていただいているので。やっぱり帰ってきてみてもらった方が気持ちのいいものです。それに加えて多少大きな部品交換ももあったり、年間でなかなかの距離を走るので、安心して乗れるのが私にとっては一番重要なことなようです。

 

と。それに加えて、いつも私の車の担当者の方といつもお話のするのですが、それがとってもありがたいことで。自分は狭い世界にいる分、他のお仕事をされている人する機会は貴重なんです。

 

 

最近の軽自動車は高くなった?

 

昔と比べて厳しくなる基準、それに伴う装備。軽自動車だからと言えない安全性の意識の変化。ひと昔前にはなかったものがどんどん搭載されてとのことで。結局のところ消費者さんの欲しいものをどんどん叶えていったら、そりゃあコストも上がってくるよね。そんな印象を受けました。じゃあそのコストが上がったところをどう削減していくか。車に使用されているどんな部品でも削減する努力はしている・・・けれども販売価格は上げることができない。ってこんなのは繰り返されていることでしょうし。他にもいろいろな要因があるとは思いますが、手に入れた便利、安全は手放せない。そこから前には戻れないのだなぁと感じました。

 

 

スライドドアがやっぱりいい。

前に乗っていたのが家族みんなが乗れる大きな車でスライドドアだった。

子供と孫を乗せてお出かけをするから。

 

って本当に増えましたよね。スライドドア。

 

自分のお子さんが成人して自立すると。残るのは大きなお家と大きな車ってことなんでしょうか。

 

 

お客さんの年齢層の変化

 

いつもお願いしているディーラーさんの支店は静岡の街のはずれの住宅街で比較的古い建屋も多くご高齢の方々が住まわれている地域にあるんです。支店長さんは他の支店から移動してきて半年ちょっと。お客さんのところへ仕事で車を走らせたりしていく中で、街の様子を観察していると例にもれず空き家が思ったより多くあると。また一軒家におじいちゃん、おばあちゃんが一人で住んでいることが多くてびっくりと。中には80歳以上の方が一人で運転してきて。これは一人でおうちにおかえししていいのかなという例もあるとか。

 

なんといいますか、私がお仕事をしている地域ではご高齢の方が元気に軽トラックを運転しているので、危なっかしいとかあまり感じないし、普通にみえるのですけれど。車の運転の頻度が全然違うので。なかなか難しい部分もあるのかもしれませんね。

 

だいたい、学生から就職への変化の時に。車を買うっていうような流れはほとんどないと。40歳前後の方のボリュームが増えているような気がしますとのこと。

 

 

ある一部の地域のお話だけれども。なんだかどこかで似たような話を聞いたことをある。年齢各歳別人口が変化するだけで色々な問題が起きてくる。少子高齢化って当たり前のように言っているけれど。どんな場所にも否応なく影響を与えているかのようです。

 

よっぽど過疎だ過疎だって言っている地域の方が実は大丈夫な気がしてしまうのは私だけでしょうか。

 

 

車検から戻ってきた明細をしげしげと眺めると、なんとも今回は部品の交換が多くて思った以上にかかってしまったなぁという印象。その中で車に乗り始めてから初めてだったのが

 

下回り防錆塗装

 

なんだこれって。融雪剤である塩化カルシウムの影響か!って。当たり前に思われそうだけれど。やっぱり雪が降る地域を走る車になったのねって。なんだか感慨深いものがありました。明日は降雪の話もあるようですし。久々の雪に舞い上がらず。安全運転を心がけたいと思います。

 

 

そうそう。実家の庭の金柑をうちのおじじちゃんが収穫していて。

 

「欲しいなら持って行っていいぞ」と。

 

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おばばちゃんはよく金柑を煮てくれて、そのシロップをお湯割りにして飲んだことがあるのですが。なんとも香りが良くて酸味もそれほどきつくなく。柑橘大好きな私にはよだれものなのですが。おじじちゃんはそこまで好きではなく。使い道がないとのことなので、ありがたく収穫してあった実を全部頂戴してきました。シロップにしようか。お酒につけようか。そんなことを思いながら眠りにつこうと思います。

 

 

みずたまもよう

今日は風も少なく。なんだかポカポカ日和。大寒波がくる。大雪が降るかもしれない。そんなことを聞くたびに身構えたりするのですが。私の住んで居る山梨の地域はぜんぜんそんなことを感じさせないくらいの晴天が続いておりました。地元の友達には雪が降るから大変だね〜って言われるけれど。ぜんぜんそんなことはなくって。そりゃあ温暖な静岡に比べれば寒いのだろうけれど。山梨も一部地域を除けばそんなに雪って降らないんだよね。数年住んでる私の感覚ではあるけれど。

 

 

だから山梨から北へ向かうと。途端に心配になるんです。雪が積もっていないかな。道路は凍っていないかなって。強い気持ち半分にワクワクが半分。日曜日は朝から車を走らせて松本までビュビュンと。山梨を抜けた県境から路肩に白いものが見えた瞬間からなんだか嬉しい気持ちに。つい最近まで雪って富士山の上に積もるもので、普段の生活とは縁遠いもので尚更に。

 

 

松本。寒い場所を避けるように。室内へ屋内へって感じで動きまして。今回はパートナーと一緒に初めてこちらに伺ったんです。

 

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松本市美術館

 

なんだかね。見たことあるような水玉模様。自分の周りでも多くの人が記念撮影していた、見たことない品種の大きなイエロー&ブラックのかぼちゃさん。私は少しばかしお名前を伺ったことあったり、テレビで見かけたことがあった草間彌生さんの作品たち。本人の見た目と相まって、なんだかすごい人なんだなぁとだけ。

 

赤と黒で書かれた水玉の絵のキャンバスを2段で数枚繋げてある作品があったんですよね。しばらくソファーに座って、じーっと見ているのだけれど。しばらくすると動いているように感じるんですよね。そのなかになんだか吸い込まれていきそうになったり。つなぎ合わせている間から何か湧き出てくるような。もしこれがずっと見えていたら。そのなかに自分が囚われていたら・・・。

 

 

幼い頃から悩まされていた幻覚や幻聴から逃れるために、それらの幻覚・幻聴を絵にし始めた。

 

 

総合失調症というものには詳しくないし、認識が違っているかもだけれど。この説明を見た時になんだか色々と感じることがあって。その中でも特に「絵にし始めた」っていうところ。とってもヒントがあると思うんですよね。多くの人が不安や悩みなどと普段付き合っていると思うけれど。結局のところそのほとんどが「よくわからない」「つかみどころない」から生まれてくるものがほどんどだと思うんです。

 

  • 不安や悩みを頭の中から、外へ出すことができたなら。
  • 絵に描くことができたなら。
  • 文字にすることができたなら。

 

ああ・・・私はここに悩んでいたんだって。そう気づけることもあると思うんです。

 

草間さんが昔今を比べて、どんな気持ちで絵を製作しているのか。それは当人にしかわからないことだけれど。もしかすると絵を描いている時、筆を動かしている時には目の前の絵に集中しているので逃げることを忘れているかもしれない。もしかすると書きあげた後には安堵の気持ちでいるかもしれない。

 

 

自分のなかにあるものを表現すること。大切だなぁと。

 

 

その後は、なんだかんだでお店でいただいたことがなかった、山賊焼きを食べに行ったり、古い蔵をリノベしたカフェでのんびりしたり。なんだかちょうど松本あめ市なるイベントをやっていたりして。縁日にお出かけしているようでなんだか楽しい気持ちになりました。

 

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カフェで読書をしながら、コーヒーを待つ。

 

 

そうそう。その前日は実はこっそりと新年会だったんです。私の住んで居る場所にはありがたいことにワインの栽培、醸造に関わっていながら、同年代ということで親しくさせていただいている仲間がおります。その中のメンバーのお宅やら、私のおうちでやらで定期的に集まって、各自ワインやフードを持ち寄っては今年のブドウの生育はどうだとか、採れたぶどうどうだったとか。栽培やら醸造やらの談義で盛り上がっております。

 

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 フジマルさんの「vin-shu」

 

 

いつもワインを持ち寄っていただいていて(本当に感謝しております)その年どしのビンテージのワインを同じ時期に飲んでいると。毎年安定しているなぁ。これは去年と比べてとっても美味しくなっている。なんだか香りがぜんぜん違うね。なんて一丁前に言えるようになってきたり。飲み始めた時はまだまだ出来たばかりのワイナリーさんでも、数年たっていくと個性を感じられたりして。ワイナリーさんの成長とともに、飲み手のほうも成長させてもらっているような気がして。なんだか嬉しくなるものです。

 

 

静岡から出てきた時には、仕事関係以外での付き合いが全くなくって。だからこそいろいろなところにお出かけしたり、遠出したりしてそれはそれで多くのつながりができたけれど。近くにいる友人はまたいいですよね。気軽にというか、気兼ねがないといいますか。普段顔を合わせていなくて、近くで頑張っている人がいるのがわかるだけで。自分ももっと頑張らないとな。成長しなければ。そんな気概も生まれてくるんです。なかなか普段お礼は言えないけれど。とても感謝しています。ありがとう。

 

 

お腹いっぱいなところに、寒空の中歩きで無理やりコンビニ連れて行って、カップラーメン大盛りを買わせてしまってゴメンなさい。これからもよろしくどうぞ。

伸ばした手をさっと戻す

おっと。そろそろお家の大根がなくなってきたら帰りに畑へ寄らなければ・・・。日が暮れる前にさっと抜いて帰ろう。ん。おかしいな。なかなか抜けない。なんでだろう。おかしいな。う〜んう〜ん。抜けない。

 

なんでだろうと株元と見てみると周囲の土がコッチコチに凍っているようで抜けないようです。それならば!とスコップを用意してきて株元から少し離れたところ目掛けて刃を向けてみます。

 

「ガチッ」

 

ってぜんぜん掘れる気がしない。困ったなぁ。日が当たっているところなら・・・。お〜。ようやくスコップが入った入った。そうして無事に大根を収穫して家路につくことができました。先日降った雨は見事に土と一緒に凍っているようで、野菜を抜くにも一苦労。

 

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聖護院大根。畑に残る貴重なお野菜。

 

 

今日はちょうど畑で作業している時に「この前もらった大根美味しかったよ〜」って話から、「今は野菜が高くてぜんぜん買う気にならないよ」って話になって。あとで調べてみると確かに野菜高騰のニュースが世間を賑わしているようです。確かに地元に帰って買い出しに行った時も皆口々に話してた気がしますし。いつものように野菜を手を伸ばしてから値札を見て。しずかに手を戻したことが何度か。

 

 

 

「野菜が高すぎて買えない」

「価格あげすぎじゃないのか」

「救世主が売り切れで買えなかった」(きっともやし)

「きのこを食べよう」

 

なんて。

 

さらに調べてみると。主なもので白菜、キャベツ、レタスなどの結球する野菜たち。そに加えて大根とか。葉物野菜なんか前年比2倍。もしくはそれ以上に価格が高騰しているようです。確かにそれだと高い気がするなぁと思いつつ。それもしょうがないなぁと思って見ていました。自然相手のことですし。実際に野菜を作っていることもあって。きっと消費者さんより農家さんの方が大変だと思いますから。

 

 

鍋が高級料理・・・。鍋をやらないってことは鍋のスープも売れないのかな。いや。しかし変わり種のトマト鍋なら売れるかな?ああしらたきも、マロニーちゃんはどうなるのだろう・・・。となるとガスコンロのボンベも消費が減るのかも・・・。なんて良くないことばかりに思考が向かいます。

 

 

冒頭に大根採れたぜ!やったぜ〜!うらやましいだろ〜!

 

的に載せているように思われますが。

 

順調に生育して収穫を迎えることができたのは実は大根類だけなんです。他の野菜たちは軒並み生育が遅れてしまい。収穫にたどり着くことができませんでした。というか収穫できる見込みがありません。ちなみにどんな野菜があるかといえば・・・。

 

山東菜

・体菜

・ほうれん草

・小松菜

ロマネスコ

・キャベツ

ブロッコリー

 

もしかしたら冬をなんとかもち越してくれるか・・・と淡い期待が

 

・サニーレタス

ロメインレタス

 

ちょっと心配。いつもより収量がおちてしまうかも。

 

・玉ねぎ

・にんにく

 

と。例に漏れず。結球系のお野菜はお試しで植えた4株の白菜を除いてほぼほぼ収穫できずじまい。9月の頭に意気揚々と蒔いたロメインレタスなんて。わざわざ種を取り寄せちゃったりして。マルチも引いて万全の体制で臨んだのですが・・・ん〜悲しい。たまねぎは種から蒔いて、自分で育苗してから植え替えるのですが。植え替えの時期にぜんぜん大きく揃わず。いつもより種を多く蒔いたのに加え、結局市販の苗を購入するという有様でして・・・。全くもって天候にはかないません。ものすごく楽しみにしていたんですが・・・。

 

 

こう野菜高騰のニュースを見ていると。いつも野菜が普通に購入できていることや、価格が安定しているのが当たり前のように感じるけれど。スーパーで売っている野菜とかありえないほど形と色が揃っているし。なんともすごいなぁと。それがこんな安くて大丈夫かなぁと。ついつい考えてしまいます。

 

 

年々、農業従事者って減っている話をよく聞きます。それ以上に新規就農者が増えているってことも時々聞くこともあります。仮に新規就農者の方が増えたとして。消費者の方々が望む種類の作物を作る人がいるのかどうか。

 

 

私見でいえばですが。自分がもし畑に種を蒔くなら、苗を植えるなら?と考えてみると。栽培するのが簡単、もしくはスーパーで購入すると高いもの。それらを選んで植えている気がします(売っていない野菜。おもしろうそうな野菜もたくさん植えちゃってますがw)単純に自分が作るとして、いつも価格が比較的安価な野菜は労力・時間に対して見合わないのでなかなか手が出ません。

 

 

と。ぶどう栽培から野菜まで。関わるようになってくると随分視点も変わるものです。歳を重ねるごとに、自分の肌に黒くのこる日焼けの跡とともに、頭のなかも農家っぽさが増している気がしてなりません。

わかったふりのひと

なんだか最近は暖かい。時折吹く風も。背中に感じる日差しの暖かさを吹き飛ばすほどではないようで。心地よく畑でお仕事ができています。意外と友人たちはには寒くて大変だね〜。頑張ってね。って言われることって季節柄多いのですけれど。寒い寒いというほどではないようです。って私の体感でしかないのですけれど。しかし年々体が山梨の気候に順応してきているようで。気持ちよく過ごせるようになってきているのかもしれませんね。

 

 

さて。今日はお仕事終わりに。軽くお家で軽く腹ごしらえをしてから。お誘いをいただいていたセミナーに参加してきました。

 

 

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山梨】農家、自営業者向けのsns使いこなしセミナー

 

「ものくろぼっくす」ブログコーチであなたの人生をサポートするものくろの考えていることを書いているブログ

↑ 今回の講師の大東(おおひがし)さんのブログ ↑

 

 

実際に参加してみて。普段利用しているなかで、わかっているつもりだったのですが意外と自分は知らないで利用してことが多いな。実は良かれと思って投稿していることが、逆に働いているかもしれない。と気づきが満載で。ふむふむ。と頷きながらお話しを聞いておりました。

 

 

これまでイベントいうか。講習やら、セミナーやら。色々なジャンルでお邪魔したことがあったのだけれど。SNSを扱うセミナーって参加したことなかったんですよね。それってなぜかといえば。

 

「普段使っているから、わかっているよ」

「自分は一応デザインとかしてたし、販促のお仕事もしていたから大丈夫」

「きっと初心者向けで、役に立たないことばかりのほうが多いのではないか」

・・・。

 

と自分には必要ないのではないかという気持ちがあったのです。

 

 

しかしですね。わかっているつもりということが。とにかく一番私の至らないことだとようやく気づきはじめたこともあり。

 

 

「自分は理解せずに使っている」

「デザインの仕事をしていたのは数年前。古い技術と情報にしがみついていないか」

「一からもう一度学びなおしてみよう。疑問を聞いてみよう。」

 

そんなふうに、反対の視点をもってのぞみました。

 

そうしてみると、面白いことに話を聞く姿勢もかわりますし。なによりも自分がわかってふりで聞いていたらきっと「ふ〜ん」で終わってしまっていたであろう部分もしっかりと取り入れることができました(と信じたい)

 

個人的にFBで一番「お〜!そうだったのか」と思った部分は。

 

「毎日なんども、なんども投稿していたらしつこいのではないだろうか」

 

と思っていたことが。実はFBの中で、うま〜く良くも悪くも調整されているようで、投稿した全てがそのまま自分のフォロワーさんのウォールに流れるわけではないということ。ぜんぜん。ぜ〜んぜんしつこくなかった。心配する必要がなかったと。前に自分のこまめに投稿している時期があって「ちょっと自分は投稿しすぎかな」と一度思ってしまった時から、控えめに控えめに投稿するようになっていたのですが、そんなに心配する必要はないんだ!とわかったので。もう少しうまくFBと付き合うことができそうです。

 

その後の懇親会でも。幾つか聞きたいなぁと思っていたことも。失礼ながら根掘り葉ほり聞くことができまして。なんとも頭のもやもやがすっきりして。今日は気持ちよく寝ることができそうです。かる〜くお酒の入っていますし。

 

 

結局のところ私は。

 

「自分は特別だ」

「普通の人よりはすぐれている」

 

 

自分は過大評価して。上から見ているつもりが、階段を一段上がっただけで高い位置にいると思い込んで・・・実は小さな地面に立っている私から見えるだけの、狭い狭い視野からの考えに凝り固まっているんだ自分は。全然ダメなんだ・・・自分は。意気地なし、肝が小さい・・・。

 

しかし私の今年のテーマは地頭力

 

そもそも本当に自分はわかっているのだろうか。そこからスタートすることから。そんなに前述ほど深刻には考えてはいないのですが疑いを持つことはとても大切だと感じることもできて。良い気づきを得ることができました。

 

と。ブログを書いているうちにお風呂が沸いていると思うので。ゆっくり温まったら、横になろうと思います。

 

 

・・・。

 

 

って。まだぬるま湯だ・・・。お湯がでるって本当に羨ましい。

おりれない。もどれない。

「その本の内容を簡単に説明してみて」

 

「今の自分の仕事にどう活かせるの?」

 

 

私はどうやら「What」人間。積み上げ型。自らの頭で考えることをしない人。クイズの答えをみると満足してしまう。一度でも見聞きしたことは理解したと思い込んでいる。完璧を目指しすぎてできなければ機嫌を守れないか、放棄してしまう。適当にすることができない。とりあえず調べ始めてしまう。ネットを調べてしまう。

 

 

自分が頭が悪いって認識がようやく出てきたけれども。それはなんとなくそう思うだけでしっかりとつかめていないのが実際のところでして。

 

「頭が悪いってなんだろう」

 

ここ最近は毎日数度は頭に浮かんで消えていきます。もしかしたらここが頭が悪いところかもしれない!って思う部分は幾つかあるのですが。

 

  • 一度笑ってくれたこと。それを面白がって同じことを何度も話する。
  • 一度話したことある話を何度もする。
  • ずっと足が動いている。とにかくうごいている。今ブログを書いている時も座りながら膝と膝が左右を行き来しています。貧乏ゆすりをしている。
  • 話をしている時に、急にある話題に意識が持って行かれてしまって、話を聞いていないことがある。

 

とにかく昔から何度も何度も同じ話をするんですわたしは。わたしという人は。これってなんだろうと。自分の引き出しにないことはすることができない。ストック人間であって、そこにないものはわからない。頭が真っ白。

 

 

猛烈に色々な本を読んでいた時がありました。20代半ばのことです。当時は自己啓発本ブームというか。とにかく本を読まなくてはダメだ。自分はとにかく知識が足りない。もっと色々なことを知らなくてはいけないと。そうやって身につけてきたその知識を、あるたびあるたびに色々な人に話すんです。

 

  • 「あの本にはこう書いてあった」
  • 「あなたはこういう人なんだよ」
  • 「◯◯をもっとした方がいいよ」

 

そう。人に話しているんです。周りの人に。大概もれなくパートナーにも話をしまして。冒頭の話なわけなのでありまして。やっぱり頭が真っ白に。説明することがなかなかできない。覚えていない部分が多いし。自分はこの本を読んでなにを学んだのだろう。なにを活かせているのだろうって。

 

 

今年のテーマの一つでもある

 

地頭力

 

昨日の夜と今日の昼。合計して5時間くらいドライブする時間があったので。早速一冊の本を聞いていたんです。それで思ったことが冒頭の話なわけなのです。

 

 

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

 

 

  

気になる人はどうぞというところなのですが、なんだか聞いているうちに、ずっと今までの自分に苦笑してしまって。コンビニもよらず。道中のお供のポテトチップスと、レモン炭酸水も買わず。いつもトイレ休憩で止まる道の駅も通過。口元はゆる〜く波打つ一文字を結んでただただハンドルを握っておりまして。片道2時間半のドライブもあっという間。

 

 

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ニョッキをみると安心します。道の駅とみざわ

 

  • なんであんなに自分は社長に怒鳴られたり、怒られたりしていたんだろう。
  • ああ、上司はこれを求めていたのだなぁと。
  • だからあの時こういう失敗をしてしまったのだろう。
  • あのときの友人・知人とのいさかいも。

 

そうとうできない人間だったなぁと。調子に乗っているなぁ(今もだけど)と気がついてしまうんですよね。最近わたしのダメダメな会社勤めの時の話ばっかりで。また同じことを言っていそうで怖いですが・・・w まぁ〜。すご〜くすご〜く申し訳なかったなぁって。

 

 

いつもですとこう書いただけで、満足して終わりだったけれど。じゃあ自分はどうしたらいいか。そんなヒントもいっぱい詰まっていたので。実践しながら「What」から「Why」の思考へと転換していければ。

 

 

 

・・・うん。

 

 

 

します。

マナーモード

いつのまにか新年明けて、早くも一週間が過ぎ去ろうとしております。年末年始は実家に早めに帰ってのんびりとした時間を過ごさせていただきました。とは言っても、お正月に食べるものの買い出しやら、甥っ子、姪っ子の相手やら。親戚まわりやら。ゆっくりするつもりが以外とゆっくり出来なかったような感じでしてなんとも忙しい暮れだったようです。

 

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 砂場で一生懸命遊びました。アイスクリーム屋さん。

 

年明けにはゆっくりと山梨に戻り。なんだか日が暮れるのが早いように感じて。周りを見ると山々に囲まれているんだね。やっぱり静岡って暖かいのねって、気候風土の違いを改めて再認識しました。そうしてパートナーの共にのんびりとご飯をつくりながらお酒を嗜みながら。また一緒に新しい年を過ごせることに感謝しながら、おうちで過ごしておりました。

 

本年の初詣は三嶋大社へといってきました。山梨の神社さんも探してみたのですけど、決め手がなくって。それで周囲の方々に「山梨だと、どこで初詣に行くのですか」と、色々聞いて回ってみたものの。ここがいいよ〜という神社のお話を伺うことができなくって。山梨から静岡へともう一度戻る形で、富士山を一周回って帰って来ました。静岡出身ながら一度も訪れたこともなく初参拝でもあったりしたので。わくわくさんが止まりませんでした。

 

www.mishimataisha.or.jp

 

 

うんうん。なるほど。頼朝さんに愛されていたようです。

 

 

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みしまコロッケ。甘くてなめらかでうまいうまい。

 

 

もう一つ。三嶋大社は商売繁盛を祈願できるとのお話でして。それも気になって参ったのです。これまでお賽銭と共にその時々のお願い事をしていたわけですけれど。商売繁盛だよなぁとおもって。お願いする。というよりかは。頑張りますので応援してください。というように他力本願から少しずつ離れて、もっと自助努力をしますと。心の中でぶつぶつ唱えておりました。頑張ります。ですので応援よろしくお願いします。はい。

 

そうそう。参拝した時には必ずチェックしたい。持って帰りたい名物。というか縁起餅。今までは某厄除け団子愛好家だったのですけれど。お初の三嶋神社の福太郎さん。なんとも大ぶり。反り返ったあんこが特徴的。そしてよもぎの良い香り。甘さも控えめなので食べ飽きません。とっても気に入ってしまいました。大事です。

 

www.mishimataisha.or.jp

 

 

年の暮れから、明けにかけて。毎年やりたいことリストを私は書いています。毎年100個書くといいながら、年々項目は減る一方でなんだか情けない限りなのですけれど。今年の目標の中で特に頑張りたいのは、礼儀作法を学ぶということです。恥ずかしながら私はとってもマナーが欠けています。とっても礼儀知らずです。見ていて気持ち良い行動が取れていないようです。なんとも恥ずかしい大人をまっすぐ進んでいると。ようやく気付いたので。気になって仕方ありません。パートナーに助言をいただいていながら全然改善できていません。これではいつまでたっても子供のままなので。なおしたい。大人になりたいんです。私は。

 

ということで。お箸の持ち方を正しくするところから始めます。

 

なにを隠そう。私はスーパー変形、握り箸。食べるごとにお箸が「X(クロス)」します。何を思っていたのか「私は持ち方が全然違うんです」と。

 

無作法なことを周囲に話しては笑っていたり、自分で宣言しているので許されるとばかりおもっていたのですが。やっぱりこれって見ていて気持ちの良いことではないですよね。今まで親の躾が悪いから仕方がないとかなんとか。そんなことを言って言い訳をしてきましたけれど。さすがにそんなことは言って入られませんよね。他にも寄せ箸、ねぶり箸、かき箸・・・。やっている認識がなくても、実際に身近にいる人はしっかり見ています。よく見ています。もうなんとも恥ずかしい限り。しかし恥ずかしいと認識した私はようやく学べるようになったのです。

 

 

指摘をいただいた時の

 

「そんなのわかっているよ」

 

という言葉、態度は慎みたいものです。指摘してもらうのも、怒るのもエネルギーがいるわけです。そのエネルギーを跳ね返すのではなく。しっかりと受け取って、取り入れて、改善するところはすぐにできることから直していく。そういった素直さを大切にしたい。

 

 

それと反対に無駄な批判にエネルギーを使わないということ。実家に帰っている間に流しっぱなしのTVを見ているのですが。肯定的な意見や批判的なコメントが・・・、ネットが荒れる、「◯◯◯」のような批判が殺到しているようです。なんて言葉がちょくちょくでてくるんですよね。なんだか見ていて変な感じだなぁと思いつつも。自分もNPとかを眺めていたりするので、なんとも言えないところですが。プラスの面もありつつ。やっぱり発する以上に眺めることでエネルギーが吸い取られるような気がするのです。どれだけそこから離れて、目標や、目的のためにエネルギーを使えるのか。その部分も意識していきます。

 

 

と。年初めからお堅いお話ばかりでしたが。

 

みなさまどうぞ。本年もよろしくお願い致します。